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スニーカーの黄ばみを落とすことは、本当にできるんだろうか?
私が所有するアディダスのスーパースターは、約6年前くらいに購入したモデル。
非常に気に入っていたので、かなりのヘビーローテーションで履いていた。
この3年くらいは、他の靴を履くことが多くスタメンからは姿を消した。とはいえ、捨てずにまた履ける機会を伺っていたわけだ。
正確には、靴の存在を忘れていただけ。
久しぶりに取り出してみて驚いたのが、そのスニーカーの黄ばみ具合。ソールってこんな色だったっけ?
と思うくらいに黄ばんでいた。
この黄ばみさえ取れれば、またスタメンに復帰できるかもしれない。
私はスニーカーの黄ばみが、どの程度まで落とせるか試すことにした。
スニーカーの黄ばみ落とし|スーパースターは復活するか?
しかし、恐ろしい黄ばみ方だな・・・
スニーカーってこんなに黄ばみが出るものなのか?
『絶望的な黄ばみ』
さすがに6年もの間、靴箱に入れっぱなしのスーパースターの黄ばみは落とせるはずがないだろう・・・
かなり、弱気になる私。
完全復活とはいかないまでも、ある程度まで回復してくれたらいいのよ。
なので、今回はどこまで回復させることができるかに焦点を当て、スニーカーの黄ばみという永遠の問題について回答を出しにいった。
施術に使ったもの
今回スニーカーの黄ばみ落とし大作戦に使ったアイテムは
『KUTSUSEKKEN(クツセッケン)』
というもの。
ビルケンのサンダルをABCマートで購入した私は、ついでにKUTSUSEKKENを買うことにした。
理由はスーパースターではなく、コンバースのジャックパーセルに使うためだったが、肝心のジャックパーセルはかみさんに捨てられてしまった・・・
個人的にジャックパーセルは、夏の風物詩的な存在だったのにひどいことをするもんだ。
無くなってしまったものを嘆いても仕方ないので、アディダスのスーパースターで試すに至ったわけなのだ。
クツセッケンはブラシもセットされているため、別途で購入する必要がない。
スニーカーの黄ばみ落としにどの程度の効果があるかは、やってみないと分からないが強力な味方を手に入れたことに違いはない。
きっとクツセッケンは、黄ばみ度重症のスーパースターを救ってくれるはず。
そんな淡い期待を抱きつつ、作業に取り掛かることにした。
スニーカーを洗う
靴紐を取り、靴中を見ると相当に履きつぶした感のある汗染みが半端ないインソールが露わになった。
よくもまーここまで汚くなったもんだよ。
私は夏場にショートカーゴパンツに、スーパースターを合わせるコーディネートが好きだった。
次の記事で紹介予定の40WEFTのカーゴショーツがお気に入りで、6年前に買ってから今でも穿いてるくらい。
基本的にショーツに合わせるときは、ほとんど裸足で履いてたね。
なぜなら、私は意外に素足でスニーカーを履いても足が臭くならないという、極めて稀な特性を持つ身体だったため。
インソールに貼り付けてあるアディダスロゴには、フランスメイドの復刻であることを示す『CONCUE IN FRANCE』の文字が入っていた。
通常のアディダススーパースターと異なり、スリーラインにはフェルト素材を使い、フォルムや素材も完全に当時の仕様で作られたものだった。
話が長くなったが、とりあえずスニーカーの黄ばみ落としの1段階目として水で表面の汚れと、インソールの汚れを落とすことに。
普通に水洗いしたところで、どうにかなるもんでもないことは十分に理解している。
一通り水で洗い流した後に、クツセッケンの出番がやってきた。
濡らしたブラシに、クツセッケンを適量馴染ませ作業を始める。
私は物凄い勢いでスーパースターを擦った。
6年間で溜まった垢を一気に落とすがごとく、ひたすらに、かつかなり強目にこすりつける。
この6年間の頑固な汚れは、普通に擦った程度で落ちるわけがない。
とにかく何度も何度もクツセッケンをブラシに漬けては、擦るの作業を繰り返し行った。
ただ、想像を超えるほど積年の汚れは頑固で落ちなかった。
どれだけ擦ろうが、叩こうが、一向に汚れが落ちる形跡が見られない。
特にシェルトゥにできた汚れのうち、コールタールを付けてしまったところは、どうにもならなかった。
こんなに頑固なのね・・・
スニーカーの黄ばみ落としの前に、頑固な汚れを落とすのが如何に大変かということが身に沁みて分かった。
湯に漬ける
なんて頑固でわからずやな野郎なんだ!
人間40年も生きれば、急に生き方を変えることができないのと同じで、6年も汚れにまみれた状態から一夜できれいな状態に戻すのは至極困難。
仕方がないので、30分湯に浸けて放置しておくことにした。汚れが剥がれ落ちるかは微妙だったが、やらないよりはマシだろう。
スニーカーの黄ばみ落としは、私の想像を遥かに超える困難な作業。
靴を洗い流し洗濯機で脱水
アディダススーパースターはどこまで復活することができるんだろう?
ベロの裏側や、シューレース部分については、とうとう汚れを落とすことができなかった。
購入から6年を経過しているスーパースターを復活させるのは至難の業。
とりあえず、できることはすべてやった。
あとは結果を待つのみ、どこまで黄ばみをきれいにすることができたのか?
庭で乾かす
脱水が終わったスーパースターを庭で乾かす。
幸いなことに、天候はいたって良好。雨の降る気配はまったくないので明日には完全に乾いているだろうね。
と言いながら、この時点でほとんど違いが無いように見えるスーパースターの黄ばみ。
スニーカーの黄ばみ落とし大作戦は失敗に終わったのだろうか?
翌日
翌日に完全乾燥を確認した私は、黄ばみの落ち具合を確認する。
ぱっと見では、それほど黄ばみが変わったような様子はなく、やはりそのハードルは高かった。
ベロについた靴紐の汚れや、シェルトゥのコールタール汚れも同様、頑固な汚れを落とすには少し厳しかったのかもしれない。
とはいえ、スニーカーの黄ばみ落としをする以前と比べて、全体的に汚れが落ちたのははっきりと確認できた。
以前にNIKEのタバスを洗った時と同様に、靴のインソールも嫌な臭いは一切感じられない。
そういった意味では、やはり靴は定期的にメンテナンスする必要があることをこの作業で改めて実感する。
そんなに時間のかかる作業でもないしね。
まとめ
よくよく見ると、スニーカーの黄ばみも若干ながら緩和された気が、しないでもないんじゃない?
アッパーのホワイトレザーや、靴紐はもちろん、きれいになることで見え方も少し変わるんだろうね。
今回の作業を通して思ったことは
・スニーカーの黄ばみ自体は、購入から早い段階で定期的にメンテする必要がある。
・アディダスのスーパースターの黄ばみを落とすのは困難
・他のキャンバス地のスニーカーで黄ばみが落ちないかを試す
1モデルだけでスニーカーの黄ばみ落とし全般を語ることはできない。
また別の靴で試して見るので、その際には改めてレポートすることにしよう。