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西海岸ファッションを日本で広めたブランドはロンハーマンだ。
ブランド上陸10年周年を迎えるが、未だ人気が衰える気配はない。
移り変わりの激しいファッションシーンで、10年間に渡り人気を維持できるブランド力は相当なもんだと思う。
そんな西海岸ファッションの代表格であるロンハーマンだが、普段のコーデに取り入れるにはかなりハードルが高いと思う。
その理由の一つは、単純にアイテムの単価が高いから。
パーカーで2万、デニムで4万なんて簡単に捻出できる奴の方が少ないと思う。
昔の私のように、こよなくファッションを愛する者以外、なかなか手が出ないのが正直なところだと感じる。
子供ありのお父さんが、ロンハーマンを取り入れるといっても普通に考えたら難しい。
お小遣い制だったら尚更だと思うし。
なので、もう少し手軽に西海岸ファッションを楽しめるブランドとして、メイプル辺りをおすすめしたい。
ロンハーマンに似てるブランドという立ち位置ではなく、西海岸ファッションをコーデに取り入れてみたい初心者の方に向けていくつかおすすめを紹介しよう。
西海岸ファッションブランドはロンハーマンだけではない
西海岸のファッションスタイルは、とりわけロンハーマンが起源というわけではない。
サーフ・スケータースタイルを、うまく現代風にまとめなおしたのがロンハーマンだと思っている。
西海岸ファッションと言っても、そもそもそれって何?
みたいな人もいるかもしれない。
アメリカ西海岸を代表する都市と言えばカリフォルニアが有名だと思うが、この地域のスタイルを取り入れたものになる。
iphoneで有名なappleも『Designed by Apple in California』の文字が製品に記されている。
カリフォルニア自体がある種ブランドみたいなものなんだ。
Made in Japanと同じような立ち位置と考えてみれば分かりやすいだろう。
西海岸ファッションの定義
『西海岸ファッション』
サーフスタイルや、スケータースタイルを標榜するファッションだと思われがちだが、その本質はもっと別にあると思っている。
特に最近言われる西海岸ファッションを定義すると、上質さを伴ったカジュアルなスタイル。
アメカジのようなカジュアルよりも、一段上の概念と言えるだろう。
このカジュアルの上位概念をハイカジュアルとしたときに、それを体現するための要素とは何があるのだろう?
上質な素材
西海岸ファッションを体現するための要素のひとつは、アイテムそのものに使われる素材が上質だということ。
ロンハーマンとのコラボフーディでその知名度を一気に押し上げた、ベアフットドリームスのウェアなどはその特徴を示す好例だと思う。
ルームウェアを発祥とするベアフットドリームスのアイテムは、とにかく着心地が最高だ。
リラックス感があり、かつラグジュアリーな雰囲気を持ち合わせている。
ワードローブになくてはならない、必須アイテムの一つになる。
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ヴィンテージ加工
西海岸ファッションを構成する2つめの要素は『褪せ感』だ。
ヴィンテージを取り入れるのではなく、ヴィンテージの雰囲気を楽しむ。
真新しい洋服って何か気恥ずかしいというか、少し力が入ってる感じがしないですか?
それがよそ行きであれば、なおさら気負いみたいなものになるんだけど、それがリラックスという雰囲気からかけ離れてしまう。
褪せ感のある服は、自然なユルさを体現できる意味で西海岸ファッションには必須の要素なんだ。
リラックスという言葉が、西海岸ファッションのキーワードになるわけなので。
褪せた雰囲気を再現するには、それなりの加工技術が必要になるからそれなりに価格は高くなる。
「古着みたいなもんに数万円をつぎ込む感覚が分からない」なんて意見もよく聞くが、そこにはコンセプトを体現する明確な価値があるわけだ。
おすすめの西海岸ファッションブランド
シーグリーン
西海岸ファッションと相性の良いパーカーの中でも、ワッフルパーカーだけで見ればシーグリーン以上のものは市場にない。
通称『オニワッフル』と呼ばれるシーグリーンのパーカーは、ブランドプロダクトの中心アイテム。
カラバリの違いだけでしかないが、セレクトショップ別注のものも多く選択肢は以前よりも広がりを見せている。
手軽に羽織るだけで、それなりの雰囲気が完成してしまうシーグリーンのオニワッフルパーカーは継続して取り入れていきたいアイテムだ。
詳細に関しては、以下記事にて詳しく解説しているので、合わせてお読みいただければと思う。
メイプル
カーキ色がかわいいコットンニットと、色あせた雰囲気を表現したカーディガン。
どちらもメイプルのアイテムになるが、西海岸ファッションをうまく表現できた一着だと思っている。
70年代・80年台のカリフォルニアスタイルに影響を受けているだけあって、シンプルだけど違いの感じられるアイテムが多いと思う。
日本で製造されるものも多く、ジャーナルスタンダード等のセレクトショップで買える手軽さも良い。
メイプルは個人的に活用頻度が高いアイテムということもあり、まず始めに紹介させてもらった。
ジャクソンマティス
ジャクソンマティスのプロダクトは、古着・サーフ・スケボーからのエッセンスを現代風にアレンジしたミックススタイル。
レインボージップのパーカーは、個人的にヒットアイテムだったので取り上げてみる。
生地感はかなりしっかりとしたもので、数年着込んでいるがまったく型崩れの気配を感じさせない頑丈さ。
フードが立体的に立つバランスでパターンされているため、普通のパーカーとの明確な差異化ができる。
まとめ
西海岸ファッションの定義と、おすすめのブランドをいくつか紹介させてもらった。
たった2ブランドだけかよ!
なんて思われたかもしれないが、今後定期的にこの項目はアップデートしていくのでしばしお待ちいただければと思う。
まだまだ西海岸ファッションの人気は継続されると思われる。
あなたのワードローブの一角に取り入れてみてはいかがだろうか。
ロンハーマン人気はいつまで続くのか?
人気が衰える気配を見せないロンハーマン。
西海岸ファッションを牽引するロンハーマンについて、個人的に思うところを書いている。