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レッドウイングのサイズ感について、ちょっと気になることがあったので書いてみることにした。
レッドウイングのブーツで有名なのは、私の世代で言うとアイリッシュセッターなんじゃなかろうか?
この間、実家の倉庫を整理しているときに、20年振りに見つけたのがブラックのアイリッシュセッター。
私が大学生だった当時は裏原ブーム全盛ということもあり、
レッドウイングのアイリッシュセッターが大人気だった。
これはメンズだけに限った話ではなく、レディースも同様。
PUFFYの影響じゃないけれど、レッドウイングを履いた女子を大学でもよく見かけたよ。
そんな淡い記憶を思い出しつつ、久しぶりに足を通してみたところ非常にキツさを感じたわけだ。
レッドウイングのサイズ感てこんな感じだったっけ?
ということで、20年ぶりに履くレッドウイングのアイリッシュセッターのサイズ感について、他の靴と比較しながら話を進めていこう。
レッドウイングのサイズ感は20年経っても変わらないのか?
ブーツが縮むなんて聞いたこと無いし、最近履いてる靴の傾向も大いに関係してるはずなんだが、なんだかちっちゃくなった気がした。
安い買物ではないだけに、レッドウイングのサイズ感を間違えることは後々致命傷とも成りかねない。
サイズ感の話の前に、専門用語も交えて話をしてしまうかもしれないので、ブーツの各部名称を記載しておくことにしよう。
レッドウイングブーツの各部名称
久しぶりに取り出してみると、それなりにずっしりとした重さを感じる。
20年前を振り返ると、プレーントゥにするかモックトゥにするかで丸2日を要した。
結局購入したのは通称『モカ』ことモックトゥなわけだが・・・
今の気分に合うのはプレーントゥなので、自分の好みも少し変化したんだと思う。
世間一般で見てモカとプレーンの人気を比較した際に、その人気はがっつり二分されることを考えればそれほど気にすることでもないのかもしれない。
由緒正しきアイリッシュセッターのデザインで考えると、モックトゥの方が一段上の認識なのは私だけの持論ではないだろう。
購入時期
購入したのは、私が大学2年のときだから約20年前の話になる。
当時はどこのお店も欠品状態で、入荷しても数が少なく即完売という状況にあった。
そのため、私は靴屋で働くのが最短の近道ということで、大学付近でレッドウイングを取り扱う靴屋さんにアルバイトとして潜入する。
個人が経営している大人向けの高級紳士靴を取り扱うお店だったが、品揃えはピカイチだった。
ALDEN、Tricker’s、Danner、Redwing、Clarks、Rockport、Regal等・・・
スニーカーは好きではないらしく、時代にマッチしないものも多かったが、普通にディスカウントされてないものも割引価格で販売されてたね。
やけにRockportの靴が飛ぶように売れてたのを思い出すが、この辺はオフィス街だったこととオシャレ街ではないので、サラリーマンが主要顧客だったことが大きいと振り返る。
3ヶ月働いた時点でやっと入荷の情報があり、私は社販価格である6,000円値引きの29,800円くらいで購入したようなことを覚えている。
レッドウイングアイリッシュセッターの仕様
製造年:1998年
製造工場:P3(P8とも読める?)
サイズ:7h(25.5cm)
ガゼットタンに刻印されたサイズ表記は、時間の経過とともに目視で確認できない状態となってしまった。
見える範囲で判断できるとすれば7hだと思われる。
ほぼ消えかかってるため、正確な数字を読み取る(画像に残す)ことは難しかったが、製造工場はPLANT3(もしくはPLANT8)かな?
工場によって刻印にも微妙な差があるレッドウイング。
製造年と合わせて表記されるP◯の刻印は、製造工場を意味した記号として知られている。
P1であればレッドウイングの自社第一工場という意味。
有名な製造工場はP1、P2、P8の3つになるらしく、そう考えるとP8なのかな?
もはや消えかかっている刻印を読み取るのは至難の技。
実際どちらの工場なのかはこれ以上読み取りようがないので諦めた。
レッドウイングのサイズ感(アイリッシュセッター)
基本的に、ブーツを購入する際にスニーカーのサイズを基準にしてはいけない。
以前にも紹介した『捨て寸』を考慮して選ぶことになるため、スニーカーのサイズ感よりも若干サイズが落ちるはずだ。
26.5cmのスニーカーを履く私が、25.5cmのレッドウイングアイリッシュセッターを履くのは、サイズ合わせとしては適正だと思ってる。
でも実際に履いてみた感想は、つま先の先端にキツさを感じるんだよね。
外観を見た感じとしても、他の靴に比べて小さく感じる。
単純に最近のトレンドである、ロングノーズなシューズに履き馴れてしまったからなのか?
それとも純粋に購入時のサイズ感を間違えたか?
モックトゥとプレーントゥ
冒頭でも少し触れたが、レッドウイングのサイズ感を確かめる際に、外観がモックトゥのなのかプレーントゥなのかでも履き心地は変わってくる。
モックトゥのウィズ(幅)はEだが、プレーントゥはDだ。
少しの違いであるがモックトゥの方が幅広にできている。
また先端のトゥ部分の広さについても、モックトゥの方が広めにとられている。
なので、プレーントゥを選ぶのであればハーフサイズ下げた方が良いとも言える。
捨て寸を考えて、1サイズ落とすことが大前提としてあり、プレーンかモカかでまたサイズを考えると。
意外に考える要素が多いことを今更理解したところなのね。
スニーカーと比較
なんだか色々と語ってはみたものの、イマイチサイズ感については良く分からない。
玄関のタイルの線にヒールを合わせて、コンバースのオールスター(26.5cm)と比較してみた。
やはり先端部分が少し短いことを考えると、外観上少し小さく見える。
靴を履いた時のトータルの見え方として、もうハーフサイズ大きい方が良かったかな。
次に、ニューバランスM1400(26.5)とレッドウイングのアイリッシュセッターを比較してみる。
やはり見た目として一回り違うことが容易に分かるね。
M1400自体のサイズ感が若干大きめに取られているので、26cmでも履けるんだがやはり少しきつい感は否めない。
再度レッドウイングのサイズ感を確かめるために、足を通してみたがどうしても先端が窮屈な感じが残った。
先端部をアップにした画像を見ても、やはり長さが足りない。
私の足の長さ実寸は25.03cmなので、履くだけのことを考えれば足は入るのだが歩くと窮屈に感じてしまう。
当時のバイト先靴店の店長アドバイスに従い、履いてくうちにインソールが沈み込むことによって広がってくるから小さめを選んだ。
でも、やはりそれは間違いだったんだろう。
ハーフサイズ下げた8(26cm)を選んでおけば歩行にも支障を来さなかったような気がする。
記憶を辿っていくと、履かなくなった理由はこのサイズ感にあったことを思い出した。
まとめ
1998年当時の面影が残るブランドタグ。
通称『犬タグ』なんて呼ばれ方をしているが、今の羽根タグではないところがなんとも言えない。
スニーカーのように屈曲性は低いので、長時間歩くと非常に疲れる。
ましてやサイズ感を間違えてしまうと、疲れる以上に足が痛くなるわけだ。
当たり前だけど・・・
個人的には、足の実寸25cmで26.5ののスニーカーを履いてる人はサイズ8の方をおすすめする。
もちろん、必ず足を通して確認することが何よりも大事なこと。
レッドウイングのサイズ感に悩まれる人に、本記事が参考となれば幸いだ。