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ヴィンテージスウェットを完璧に再現するブランド。
それがREMI RELIEF(レミレリーフ)というブランドの魅力だ。以前にデニムシャツを紹介させてもらったが、その完成度の高さは他に類似するものがない。
個人的にデニムシャツの評価をするのであれば、すべての項目において95点以上の完成度。
とにかくヴィンテージの雰囲気をふんだんに感じさせる加工技術の高さと、実際に着た時のシルエットの美しさは他に代わるものがない。
駄目になったら、同じものを買い替える。
真の定番服と呼べる存在なのだ。今日はデニムシャツではなく、ヴィンテージスウェットを紹介するんだが、これまた完成度がヤバイんだ。
さっそく始めよう。
ヴィンテージスウェットを完璧に再現するレミレリーフ
はっきり言って、店頭で見た瞬間に即買いした。
瞬間的に私の懐に入ってきた感じで、気付けば試着している自分がいた。しかも、シルエットも想像通りでそのままレジへ直行。
わずか1分の選定時間もなく、そのまま購入したわけだ。
入店後5分以内の即買いは、いまだかつてこの商品以外存在しない。
一瞬で心を鷲掴みにされ、購入の意思決定をしてしまった。
その理由は、明確にヴィンテージスウェットの再現度の高さに寄ることは言うまでもない。
ヴィンテージスウェットを構成するパーツ
そもそも、ヴィンテージスウェットを定義してなかったね。
ヴィンテージスウェットを見るとき、構成要素としては3箇所の大きなパーツが存在する。
ガゼット
胸元にある三角形の汗止めの部分は、ガゼットと呼ばれておりヴィンテージスウェット、いやスウェットを表現するアイコンのような存在。
現在ではヴィンテージスウェットに限らず、『スウェット』という括りのものはガゼットがつくのがスタンダートになってる。
ヴィンテージスウェットのガゼットは表面と、裏面に施されているものがほとんどだ。
リブ
リブは袖や裾に付けられたゴムのように伸縮する部分を指す。めくれ防止の意図で付けられたものなのね。
スウェットを表現する代表的なパーツでもあり、詳細に見ていくと意外に種類が細かく存在していることに気付く。
個人的にあまり長すぎるものは好きじゃない。あくまで個人的な意見ね。
スリーブ
スリーブは袖付位置により、いくつか種類が存在する。
元々は動きやすい運動用に作られたものなので、腕を動かす際にストレスにならないような工夫が施されている。
この仕様も細かく分ければ、リブはハラマキだとか、スリーブもセットインのものやラグランなどに分けられる。
でも、これ以上細かくは見ていかない。
ヴィンテージスウェットの代表はチャンピオンの『リバースウィーブ』
ヴィンテージスウェットという言葉を聞いたときに、ほとんどの人の頭の中に浮かぶブランドと言えば『Champion(チャンピオン)』ではなかろうか。
1919年創業、1934年にチャンピオンの名前を知らしめることになった『リバースウィーブ』が誕生する。
1934年誕生以来、スウェットシャツのパイオニアとして広く愛され続けている、Championの不朽の定番。 スウェットが縦方向に縮むのを軽減するために、本来縦に使われている生地を横方向に使用。 この編み生地の縦と横を逆にするという意味から「リバースウィーブ®」と名付けられた。champion
基本的にチャンピオン社以外の商品で『リバースウィーブ』の名前を冠した商品は無い。
あったら商標違反の模倣品ということになる。
リバースウィーブが開発されてから80年以上経つのに、チャンピオンを超えるスウェットは現れていない。
レミレリーフスウェットのヴィンテージ再現度をレビュー
ここまでヴィンテージスウェットの定義、代表的なアイテムとなるチャンピオンのリバースウィーブについて話をしてきた。
ここからは、具体的にレミレリーフスウェットのヴィンテージ再現度について詳細をお伝えする。
肉厚な生地感
とにかくレミレリーフのスウェット生地は肉厚、これぞヴィンテージスウェットと言わせる要素のひとつ。
作りが込んでいるのが手に取るだけで分かるのだ。
だから私は手にとって試着した瞬間にレジへ向かうことになった。正確には、手にとった瞬間に購入の決定をしている。
その大きな理由のひとつは、この肉厚なスウェット生地の手触りにあると言ってもいいだろう。
古着感の再現
何年も着込んだような古着感の演出も、やりすぎることなく自然な風合いに仕上げている。
リブの着古した感じと、グレーカラーの風合いもまさにヴィンテージスウェットと呼んでもおかしくない高いレベルを実現している。
これこそ、チャンピオンのリバースウィーブと同様の加工処理を経ているから再現できる内容なのだ。
昔ながらの直接染料のを使い水素と結合させて、ゆっくりと長時間かけて染料を退色させています。 ボディもそれなりのダメージをおいますが、薬品を入れたりバイオによる生地を無理に融かしたりするような加工とは違い、古着本来の経年によるダメージにもっとも近い出来栄えです。 BEAMS引用
サイジング
たっぷり過ぎる身幅というよりは、現代的なスタイリングに落とし込んだサイジングで再現しているところが好き。
私は生粋のアメカジ好きではなく、あくまでスタイルとして取り入れたい人間。
そんな人におすすめするのに最高なのが、レミレリーフのヴィンテージスウェットのレプリカなのだ。
まとめ
とにかく店頭で手にとって見てほしい。
というより、一度試着してみたらきっと手放すことができないから。
私は、グレーを購入したが確実に色違いも視野に入れて次回購入品の選定をしているところ。
ホワイトなんかも味があって良かったので、グレーに飽きてしまった人におすすめしたい。
ヴィンテージを再現する実力派ブランドのレミレリーフ、今後もリリースする新しい商品に期待している。
購入から1年経って思うこと
レミレリーフのスウェットを購入してから、早いもんで一年が経過する。
夏を除いて着用した期間を考えると、約7ヶ月というのが正確に日数だ。
平均して週に1回をローテーションで着たわけだが、経年変化の進行度が想像以上に早いことが分かった。
レミレリーフのスウェットを購入検討している人に、合わせてお読みいただければと思う。