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ミリタリージャケットはメンズが着る春アウターの中で、最も活用頻度が高いアイテムだと思っている。
春先に何を合わせたら良いか分からないという問い合わせをよく受ける。
その理由は、気温差の変動が激しいことと、ちょい寒いときに何を着たら良いか分からないというのが一番のポイントになるだろう。
4月なのにいくら寒いからといって、ダウンジャケットや厚手のコートは季節感が無いだろうし薄手すぎても寒くて耐えられない。
そんなときこそ、ミリタリージャケットにメンズは目を向けるべきだ。
春に着るアウターとして、ミリタリージャケットがメンズにおすすめなポイントをお伝えする。
ミリタリージャケットはメンズが春に合わせるベストアウター
ミリタリージャケットと一言でいっても、様々な種類が存在する。
個人的にカーキを全面に押し出して着られるアウターって、やっぱりミリタリージャケットが一番しっくりくる。
マウンテンパーカーやモッズコート、サファリジャケット等も一旦は、同じミリタリージャケットの括りに入れている。
私が個人的に好きなデザインは、フランス軍のF-2タイプをモディファイしたもの。
なので、今回は私物のATTACHMENT(アタッチメント)のものと、APC(アーペーセー)のF-2タイプのミリタリージャケットを元に話を進めさせていただく。
重ね着が前提
ミリタリージャケットを春アウターとしておすすめする理由を話す前に、前提として重ね着することがポイントになる。
気温変動が激しい3月~5月にかけては、インナーで調整するのが最も賢い選択だと思っている。
ちょっと肌寒いときには、インナーにニットかパーカーを合わせれば春の寒さには十分に耐えられる。
5月初旬の暑い日は、インナーはTシャツで調整して軽くアウターを羽織る感覚だ。
なので、アウターは必然的に薄めの生地感のものを選択するのがベター。
きれいめな格好の外しとしても使えるし、ミリタリージャケットの活用要素はある種無限だと言っても過言ではない。
ハードコットンの薄手生地
ミリタリージャケットの良さって何だろう?
内側にライナーが付いた真冬にも対応できるものもあるし、そのまま一枚でちょっと寒い日の防寒具として使えるタイプなど様々な種類がある。
最近人気のフリークスやアローズオリジナルのボアマウンテンパーカーなどは、内側のボアを取り外して着ることができるので夏を除く3季節に対応することが可能。
春先は風が強いので、防寒性よりも風を通さないものを選ぶのがマストだと思う。
ウール素材は季節的に無しなので、ある程度厚みのあるハードコットンやナイロンがベスト。
私はテカリがあるナイロンよりも、コットンの方が落ち着いた雰囲気がでるので好きだけどね。
ここは個人差もあるので、好きな方を選べば良いかなとも思う。
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エポーレットが大人っぽさを演出
ミリタリージャケットの仕様として、無くてはならないものがあるとすればエポーレットかなと思ってる。
両肩に付いてるやつね。
階級を示すバッジを付けたり、双眼鏡や水筒のストラップを留めることが本来の目的だが、これがファッションとしてもミリタリージャケットの見た目を構成する重要なパーツとなっている。
エポーレットが無くなると、ちょっとシンプルになり過ぎて味気ないデザインとなってしまう。
トレンチコート等にも付いてるが、大人っぽい印象に仕上がるのはこのエポーレットパーツのおかげなんだ。
カーキは色合いに気をつける
ミリタリージャケットで定番カラーのカーキ色を選ぶ際に、注意しておくポイントがいくつか存在する。
個人的な意見として、あまり緑っぽいカラーに振れすぎない方が良い。
うちのかみさん曰く、
ミリタリー色が強い緑色のカラーを選ぶと『ザク』っぽくなるらしい。
かみさんが昔付き合ってた男に言われた一言らしく、確かにグリーンに振れすぎるとザク感を強く押し出してしまうことに成りかねない。
なので、落ち着いたカーキ色を選ぶことが、ミリタリージャケットの色選定の際に注意が必要になるわけだ。
まとめ
ミリタリージャケットが春先を彩るアウターとして、メンズにおすすめな理由をまとめてみた。
基本的に春先は天候が安定しないこともあり、寒かったり暑かったりで結構忙しい。
なので、アウターを重厚にするのではなく薄手のアウターにインナーに合わせるもので温度調整を測ることが望ましい。
生地の厚いハードコットンであれば、春先の風を防ぐことには問題ないし、インナー調整すれば取り立てて寒さを感じることも無いだろう。
最終的に色味を何にするかというところが迷うところだと思う。
無難にいくのであれば、ブラック・ベージュ・ネイビー辺りをベースカラーに置くのが着回し的にもベスト。
カーキを選ぶのであれば、ザクっぽくならないように緑に振れないカラーを選ぶようにしよう。
あなたが春先のコーデにミリタリージャケットを取り入れてくれることを期待して、今日は終わりとしよう。