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洋服を売ることを念頭に、買い物してるメンズがどれだけいるだろう?
洋服を買うときに売ることを考えるの!?
そう、
いくらで売れるかを想定して服を買う。
特にメンズ服はレディースと比較して、一品あたりの単価が高い分、全身を揃えようとしたら、ある程度の出費は覚悟しなければいけない。
好きなブランドで統一したいけど、資金が無いから安いもので揃えることになる。
選択肢は3つあって
・安いブランドに似た洋服で金額を抑える
・好きなブランド服を高い金額で買う(WEBショップ含むお店)
・好きなブランド服を安い金額で買う(セール・古着等)
個人的な感覚で言うと、比率は上から4:3:3になるんじゃないかな。
高いブランドを買うためにお金を貯めるわけではなく、
安くて似ているものを買う人が4割。
好きなブランド服を新品で買う人が3割。
好きなブランド服を古着で買う人が残りの3割。
ここで考え方を変えてみることを提案する。
洋服は売ることを前提に仕入れる(買う)
仕入れるという表現をしたのは、短期的に所有するという意味が含まれている。
短いサイクルでワードローブを回していく。
ここで大事な観点になるのが、
市場で人気の高いアイテムをいかに安く仕入れることができるか。
常に売ることを考えて、あなたは洋服をバイイングするイメージ。
これができるようになると、結果として少ない資金で効率良く欲しい服を手に入れることができるようになる。
冒頭が長くなってしまったが、今日は出口戦略として洋服を買うときから売ることを試算しておく必要性について話をさせていただこう。
本記事については、ある程度洋服に詳しくなったファッション中級者を対象にしている。
洋服を高く売るための戦略
定番人気ブランドはリセールバリューが高い
洋服を買う時に、売る時のことをイメージできる?
不動産投資についても同じことが言えると思う。
買う時に出口戦略を考えておくことが何よりも大切なこと。
なので、ここで大切なことは、買う時にいくらなら売れるかを試算しておくことだ。
・50,000円のコートを新品で買ったら、一年着ても25,000円で売れるかな?
・このブランドは人気が高いから、ある程度着込んでも高値で売れる
・定番で使えるから、トレンドに左右されない。多少値が張ってもOK
人気の高いブランドのものであれば、この目論見がある程度立てられる。
だから多少金額が高くても、踏み込んでいけるわけだ。
洋服を買う時から売ることを意識する。
この観点を忘れないでほしい。
相場観はヤフオク・メルカリで調査
いくらブランドが高く売れると言っても、
その時の流行やアイテムによっても相場観は変わってくる。
すべてのブランドが対象ということではなく、
やはり人気があるものは限られるわけだ。
この辺は頻繁に売買されている、
集客力の高いプラットフォームを調査することが必要。
その中ではやはり、メルカリとヤフオクが一番調査するのに最適だろうね。
ヤフオクはオークファンで過去の取引履歴と落札相場が分かるし、メルカリは検索ワードでズラズラっと縦スクロールで確認できる。
自分が持っている対象ブランドのリセールバリューを調べ、買うときから費用対効果を計算して買う。
洋服を売ることを念頭におくだけで、
今までとは買い方自体が変わることを実感できるはずだ。
洋服を高く売るには状態が全て
いくら人気ブランドだと言っても、洋服がボロボロの状態では誰も買わない。
正確には誰も買わないわけではないが、安い価格でしか売れない。
5年履いた靴が新品時の8掛けで売れることはまず無く、状態を加味した金額(定価の5%~10%)が精一杯だろう。
もちろん、ブランドや希少性の高さも左右するため一概には言えないが、過去の取引を踏まえるとこのくらいの金額に落ち着く。
ここで大事なことは、状態を判断する目安は購入から何年経過しているかが重要ではないということ。
大事なのは買ってから何年経っているかではなく、何回着てるのか。
着た回数で判断すること。
過去500回以上の取引経験より、洋服を個人売買(ヤフオク、メルカリ等)で販売する際の値付けについて以下基準を設けてみた。
・新品、未使用品
購入時の80%~100%の価格提示。
・着用回数数回
購入時の60%~80%の価格提示。
・着用回数20~40回
購入時の40%~60%の価格提示。
・着用回数不明
購入時の20%~40%の価格提示。
あくまで目安なので、この範疇に入らないものもある。
特に扱いが難しいのが靴で、こればかりは適用できないケースの方が多い。
あくまで基準の一つとして、頭に入れておけばいいくらいかな。
高く売ることを考えれば買取店はNG
昔だったら洋服を売るときに一番に考えるのは、ブランド買取店で売ることだったと思う。
ブランド買取店を利用するとしたら、とにかくお金がすぐに必要なときだけにしよう。
最終購入者に届くまでに中間業者を挟めば利益が減る。
・売主 → 買主
・売主 → 店舗 → 買主
単純な話、店舗でマージンを取られて終了さ。
メルカリで直接取り引きできるようになって、今後店舗で売る人は激減するだろう。
人件費等の固定費が掛かる店舗は、どう頑張っても直接売買に勝てるわけがない。
今後確実に無くなってしまう業態の一つだと思う。
即金性はメルカリが一番
メルカリの優位性は別の記事で紹介しているが、店舗を除外して考えると友人等に直接売る以外では、メルカリが最も即金性が高い。
そして利便性も一番高い。
比較的若年層がメインとはなるが、いまのところトラブったのは1件のみ。
集客力が半端ないので、人気の高いものであれば出品して5分で売れることもある。
メルカリを使うメリット・デメリットは以下記事でまとめているので、参考にしていただければと思う。
>>メルカリでブランド服を売る|最も効率的に現金化する手段!
ブランド洋服を売るまとめ
洋服を売ることは、買う時から考えておく必要があることをお伝えした。
相場観が肌感覚で身につくことで、どこで買うのが一番メリットになるのかが手に取るように分かる。
洋服を売ることを考えて服を買うことには、別のメリットもある。
それは新しいジャンルの服装にチャレンジしたいとき。
『いくらで売れるから、多少無理しても損はしない』
相場観が分かると、購買ハードルを下げることにも繋がるわけだ。
1万円で買って、9,000円で売れれば損失は1,000円で済むし、場合によっては10,000円でそのまま売れることもある。
相場9,000円のものが6,000円で出品されてれば、9,000円で再販したとして単純計算3,000円の利益になる。
正確には手数料と配送費が掛かるため、1,500円くらいの粗利と言ったところか。
この辺が分かると、あなたは急激におしゃれになれる。
なぜなら、市場を知ることでトレンドのものを安く仕入れることができるから。
自分に似合わないければ、すぐに売れば良いだけだしね。
ファッションは掛けた金額に比例しておしゃれになる確率が上がる。
打席に立つ回数を増やし、売買を重ねて相場観を養う。
知らぬ間にマーケットデータが蓄積され、転売する技術が身に付いていく。
その結果、洋服に掛けるお金の金額は減り、かつおしゃれにもなる。
この好循環を生むためにも、是非チャレンジしてみてほしい。