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トリッカーズのモールトンは、カントリーブーツの王様だ。
と勝手に思ってる・・・
すでに1足持っていたにも関わらず、再度モールトンを選んでしまった。
trickers短靴の代名詞であるバートンにするか、約1ヶ月悩んだ末の決断としてモールトンに落ち着くこととなった。
なぜ私はトリッカーズのモールトンを所有してるのに、バートンを選ばなかったのか?
その辺の理由を含め、トリッカーズのモールトンを選んだ理由をお伝えする。
トリッカーズのモールトンはカントリーブーツの代名詞
今回トリッカーズのカントリーブーツを買うのは2足目となる。
なぜ、モールトンを選びストウを買わなかったのか?
また、短靴のバートンを検討していたが、再度モールトンを購入した経緯はなぜなのか?
この辺を振り返りながら話を進めていく。
ストウとモールトンの違い
トリッカーズのモールトンとバートンの話をする手前で、モールトンとよく似たモデルであるストウの話を少しをしようか。
今回はモールトンを購入するにあたり、事前に色々と調べてみた。
この調査時点ではまだモールトンに決めたわけではない。
単純にストウとモールトンは革質が違うというのが、
諸説ある中で一番多数の意見のようだ。
「ようだ」とイマイチな回答になってしまうのは、
情報を辿ってもお店によって意見がマチマチなため。
これはサイズの話にも通じることになるが、
箱と商品のサイズ表記が「7」だったとしても、
実際にソールを剥がしてみないと正確に「7」なのかは分からない。
トリッカーズの靴は最初から最後までの工程を、一人の職人がすべて担当している。
そのため入念なチェック項目があったとしても、書き間違えたらすべてが終わり。
当然、100年以上続く老舗企業であり、歴史に名を刻む名門ブランドとはいえ、職人が間違えることもあるだろう。
種類 | MALTON(モールトン) | STOW(ストウ) |
革質 | ゴースカーフレザー(硬め) | カーフレザー(柔らかめ) |
展開 | 日本 | 海外 |
サイズ感 | 小さめ | 大きめ |
モールトンは日本の代理店を通しての販売なため、
トレーディングポスト等の正規販売店ではSTOWの販売は当然無い。
STOWは海外向け展開しているものなので、
サイズ感も同じではなく若干大きいという話を聞く。
STOWの方がハーフサイズ大きめに作られている。
海外物との若干の仕様の違いがあるのかもしれない。
モールトンはレザー自体が硬めなので、
足に馴染むまでに時間が掛かる。
時間がかかるが、非常に頑丈なゴースカーフレザーを使っているため、ちょっとやそっとじゃびくともしない。
耐久性という面で優劣がそれほどあるとも思えないが、足馴染みが早いのはSTOW(ストウ)という結論になる。
ここまで比較しておいて言うのも何なんですけど、
単純に行った店にストウが無かっただけなのね・・・
カントリーブーツMALTONと短靴バートンのサイズ感
トリッカーズのモールトンとバートンを比較した際に、サイズ感として違いがあるのかを確認した。
実際に両方を履いてみて感じたのは、ラストの違いがサイズ感にも影響を及ぼしているということ。
種類 | MALTON(モールトン) | BOURTON(バートン) |
ラスト | 4497S | 4444 |
着用時サイズ | 7ハーフ | 7 |
モールトンとバートンを試着してみた感じとしては、バートンのラストが幅広・甲高であるため、同じサイズだと大きく感じてしまうこと。
単純にブーツ形状を短靴に落とし込んだわけではなく、短靴の足馴染みを考慮してラストも変えているわけだ。
カントリーブーツは7つのホールで紐を固定するが、
短靴は4つのホールで固定する分、縦の寸法で足を固定しないと浮いてしまう。
ということで、同じサイズを購入してもサイズが合わないという結果になるわけだ。
通販で購入予定の人は、この辺を考慮して選定することをおすすめする。
自分の足馴染みの良さは人それぞれ足の形状が微妙に異なるため、あくまで一般論として捉えてほしい。
パンツに合わせやすいのは?
トリッカーズのモールトンとバートン、
パンツの合わせやすさでいったらどっちなんだ?
結論は、どちらも問題なくどんなパンツにも合わせることができる。
ショートパンツにカントリーブーツを合わせるのが、個人的にあまり好きではない。
なので、バートンの方がコーデできるパンツの種類が多い。
バートンの方が脱ぎ履きしやすいのは確かだし、足首が固定されない分、可動域も広くなるから歩きやすいしね。
それでも、やはりモールトンを選んでしまった。
どうしても、トリッカーズはカントリーブーツというイメージが強すぎるのだろう。
散々悩みまくった挙げ句に、バートンに決めたはず。
でも結局は買うすんでのところでMALTON(モールトン)を選んでしまう自分がいた。
最終的にモールトンを選んだ理由
私がトリッカーズのモールトンに落ち着いた理由は、
10代後半の憧れが抜けきらなかったんだろう。
私の記憶の中では、フルブローグのカントリーブーツは『Trickers』であり、高級ブーツの代名詞的な存在だった。
30代で買った当時は今よりも安かったとはいえ、5万円代だったし簡単に買える金額でもない。
ポール・スミス別注モデルを手に入れた時は、
一つの夢が叶ったかのような喜びようで、靴箱に入ったままのカントリーブーツと同じ布団で一夜を共にした。
あれから10年経った今でも、トリッカーズに対する想いは同様で
Tricker’s = カントリーブーツ
この刷り込みが無くならない。
だからバートンという短靴ではなく、最終的にブーツに行ってしまうんだよ。
トリッカーズモールトンのまとめ
トリッカーズのモールトンはカントリーブーツの代表的存在であり、私の憧れでもあった。
だからバートンと最終的に迷ったときも、その若い頃の記憶が私にモールトンを選択させたんだと思う。
単純にトリッカーズと言われたら、ほとんどの人が真っ先に思い浮かぶのはカントリーブーツだろうし。
2足目を購入した自分を正当化してるだけかもしれないが、満足感は半端ないね。
今回は若さの勢いにまかせて購入したわけではなく、
50代を過ぎてもともに履き続けることができるパートナーを選定するのに近い感覚。
なので、長く履き続けるためにもシューケアは怠らないつもりだ。
その辺もまた別途にはなるが、改めて紹介するよ。
トリッカーズのモールトンと共に、これから10年はともに歩み続けようと思う。
トリッカーズのカントリーブーツのサイズ感に迷ったら?
トリッカーズのカントリーブーツが欲しいけど、サイズ感が分からない。
通販でトリッカーズを買う予定だけど、参考程度にサイズ感を知りたい。
こんな人向けに、私の手持ちスニーカーと比較した感想を以下記事で紹介している。
これからトリッカーズのカントリーブーツを購入予定の人は、きっと参考になるはずなので合わせて読んでみてくれ。