バスクシャツの比較|セントジェームス・オーシバル・ルミノアの違い

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バスクシャツを3大ブランドで比較してみることにした。

 

フランスが発祥の地であるバスクシャツは、ボーダーTシャツの中でも最も世に知られた名品だと思う。

特徴としては、襟ぐりが広くとられており生地は厚手のコットンをベースとしている。普通のロンTに比べ、袖の長さが微妙に短く手首が見えるものが多い。

無地のものもラインナップされているが、圧倒的に人気が高いのはボーダー柄のもの。

今回比較するブランドは3つ。

 

セントジェームス、オーシバル、ルミノア

 

フランスが生んだ定番の3ブランド、バスクシャツという言葉自体がこの3ブランドを想起させるアイテムだと言い換えられる。

かれこれ10年近く着用しているものもあり、純粋な比較になるかはわからないが特徴が見えるかもしれないのでやってみることにした。

 

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3大バスクシャツブランドの紹介

まずは、3大ブランドがどのような歴史を持っているのかを簡単に要約する。

知ってる方も、しばしの時間お付き合いいただきたい。

 

セントジェームス

 

フランス北部のノルマンディー地方にある「SAINTJAMES(セントジェームス)」市の名前を冠したブランド。そもそも実在する都市の名前をブランドにした会社なのね。

代表作のウエッソンこそコットンボーダーシャツを世に広めた名作と呼べる。

 

ブランドタグにはこの地域の世界的歴史遺産であるモン・サンミシェルがデザインされている。130年近い歴史を持つフランスを代表するブランドだ。

あのピカソも愛して止まなかったのが、セントジェームスだったわけだ。

 

オーシバル

 

オーシバルのスタートは1939年、フランス中部の小さな村の名前を取ってブランドをスタートさせる。

1950年台から約10年の期間にわたりフランス海軍の制服として、マリンTシャツを展開していた由緒正しきブランドなのだ。

バスクシャツを展開し始めたのは1970年代より、コットンロードと呼ばれるオーシバルを代表する素材で作られている。

 

ルミノア

 

1936年フランス北部のブルターニュ地方で産声を上げたルミノアは、生地から製品までを自社で一気通貫して生産している。

それが企業理念でもあり、年間生産数が少ないことが希少性の高さへ繋がっている。

 

コットンリネンの天然素材のみを使用して作られているため、通気性の良さと肌さわりの質感は他企業のものとは比較にならない。ボーダーの色数バリエーションは400以上に上る。

2006年からフランス海軍への制服供給も行っており、海軍公式ユニフォームとして採用された実績を持つブランドだ。

 

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3大バスクシャツブランドの実物比較

 

ここからは、それぞれのブランドのバスクシャツを実物を元に比較していく。

単純に個体差があることは前提として、経年変化の年数も含めてトータルで判定する。自分の好みを出すことなく、あくまで事実のみを紹介することにした。

 

生地の質感

 

生地について各ブランドともにこだわりがあり、数値で表すことができないポイントのひとつ。

密度の薄さ・高さで良し悪しが判断できるものでもないし、長く着ることでの風合いの変化や洗濯したときの伸び率が話せるところか。

 

生地の硬さを3社で比較した場合。ちなみにサイズは3ブランドともに3(S~Mの間くらい)を着ている。

 

柔らかい・・・ルミノア → オーシバル → セントジェームス・・・硬い

 

手元にあるものをベースに話をすると、こんな感じになる。

天然素材を自社工場で一貫して生産しているルミノアのものが一番やわらかい着心地、着用期間についても、最も長いので洗濯回数による摩耗があるのかもしれないが・・・

 

セントジェームスが一番着心地が硬め、オーシバルは気持ちルミノアに近い。

生地表面の毛羽立ちについては、セントジェームスが一番毛羽立ちが少なく、オーシバルが最も毛羽立ちを感じた。

オーシバルが一番最近に買ったということもあり、ちょっと残念な気持ちになった。

 

サイズ感

 

バスクシャツ選びは慎重に。

なぜなら、洗濯後の縮みを相当考慮して買う必要があるから。未洗いのときと洗濯後のサイズはかなり変わる。

 

乾燥機にかけることでこの縮みはさらに拍車がかかる。

 

だから、同じサイズでも生産時期や普段の洗濯方法によって微妙に変わってくるため、一概に「◯◯センチ違う!」と言えないのだ。

 

私の体型的にセントジェームスは、もうギリギリな感じ。オーシバル・ルミノアと比較すると明確にキツイのが分かる。

オーシバルはアローズ別注ということも考慮した方が良いのかな?どの程度オリジナルとの違いがあるのかは分からないね。

 

一つだけ言えることは、セントジェームスはもうT4じゃないと着るのが難しいということ。

 

ディティール

 

デザイン的に大きな違いを感じることが出来ないというのが正直な意見。

後は細かいディティールに好き嫌いが表れるところがあるだけか。セントジェームスとルミノアは左腕上腕二頭筋外側のところにブランドタグが付く。

 

オーシバルは袖にタグが付かない分、フロント左の着丈の最後手前部分にミツバチのブランドアイコンが刺繍されている。

ボートネックの部分に各ブランド毎の大きなタグは、3社ともに存在するものだった。

 

まとめ

 

3大バスクシャツブランドについて、手元のアイテムを元に話をさせてもらった。

硬めの質感がほしければセントジェームス、その逆の質感が良ければルミノアというのが私の結論になった。

 

オーシバルはその中間に位置する。

 

ハチのロゴの位置に疑問を感じる私は、今後オーシバルを買うことはないと思う。バスクシャツは今後もコーデに必要な定番のアイテム。

次に新しいものを買ったときには、詳細な数値データを残しておき比較しようと思う。今回は条件が一定ではないので、私の個人的見解という形で締めようと思う。

 

ピカソも愛したバスクシャツの魅力

 

バスクシャツを好んできていた著名人と言えば、ピカソが一番有名かもしれない。

巨匠が好んで着ていた理由って何だろう?

 

今となっては、その詳細を特定することはできないかもしれない。

バスクシャツの魅力について下記記事にまとめてみた。

⇒ バスクシャツのメンズコーデ|ピカソも愛するボーダーの魅力

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