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TSOGのリュックレビューをするにあたり、
「THE ONE」と「MUKO」
を取り上げる。
いずれもTSOGを代表する人気モデルな訳だが、購入に踏み切るだけの情報が出揃っていない。
実際に私が1年半前にMUKOを買ったときは、この2つを一つに絞るのにかなりの時間を要した。
なので、本記事を読むことでTHE ONE(ザ・ワン)とMUKO(ムコ)を購入検討中の人は、自分に最適なモデルを選ぶことができる。
TSOGのリュックをレビューするにあたり、2モデルの比較結果を紹介しよう。
【TSOG】レザーリュックをレビュー!人気2モデルの詳細比較結果は?
TSOGリュックを知ったのは、たまたまWEBで「MUKO」を見かけたのがきっかけ。
その記事を見てからすぐに購入したのが約1年半前のことになる。
あれからTVやメディアに取り上げられることが多くなり、公式ホームページでも品切れになることが多くなった。
とはいえ、まだまだ若いブランドだけに知名度がない分、口コミ件数も少なければレビュー記事自体も少ない。
かなり細かく比較していくので、とりあえず2つのモデルで購入を検討している人は本記事を読むことで一つに絞り込めると思う。
TSOG リュックレビュー THE ONE vs MUKO 比較表
項目 | THE ONE | MUKO |
価格(税込) | 26,290円 | 21,890円 |
カラー | ブラック、ライトグレー | ブラック、アイボリー、ネイビー |
型番 | B-TS602 | B-TS601 |
サイズ(cm) | W32 × D15 × H45 | W30 × D12 × H43 |
質量(kg) | 0.9 | 0.9 |
素材 | 本体(牛床革) | 本体(牛床革) |
本体(牛床革) | 正面上部(キャンバス) | |
背面部(メッシュ) | 背面部(キャンバス) | |
YKKジップ(ステンレス?) | YKKジップ(牛革) | |
エクステリアポケット | 1 | 4 |
インテリアポケット | 3 | 1 |
ペン収納 | 〇 | × |
PCホルダー収納 | 〇 | 〇 |
対応サイズ | 15インチ | 15インチ |
撥水加工 | 〇 | 〇 |
原産国 | 中国 | 中国 |
レビュー記事URL | >>>詳細はこちら | >>>詳細はこちら |
・MUKO色展開数が1つ多い
・THE ONEサイズが少し大きい
・THE ONE革の範囲が広い
・THE ONEジップ素材が豪華
・MUKO外ポケット多い
・THE ONEペン収納部有り
2つのモデルを比較した結果をまとめると、上記になる。
素材の細かいところまでこだわって作り込んでいるのはTHE ONEかな。
その分が純粋な4,400円の価格差になっているのだと思う。
サイズは同じだと思っていたが、若干THE ONEの方が大きい。
MUKOは外部ポケットが多数付いているおかげで、THE ONEよりも取り回しがしやすい。
詳細を以下で比較していく。
TSOGのリュックレビュー 正面比較
THE ONEとMUKOを並べて比較すると違いが良く分かる。
正面 素材比較 革
正面から見て分かる大きな違いと言えば、レザーの範囲かな。
THE ONEは総レザー仕上げであるのに対し、MUKOはフロントポケットの上面はキャンバス素材が使われている。
基本的にレザー素材はTHE ONEもMUKOも同様の牛床革(スプリットレザー)。
正面 素材比較 YKKジップ
THE ONEリュックが見た目の質感的に高級に感じるのは、このYKKジップの素材にあるのだと思う。
MUKOはジップ部にレザーを使っており、使い勝手としては悪くないが経年変化で差が起きやすい部分でもある。
正面 フロントポケット収納性比較
TSOGのリュック「THE ONE」と「MUKO」の正面部で大きな違いと言えばフロントポケットのサイズになる。
このフロントポケットの大きさが使い勝手に大きく影響する。
はっきり言って、
THE ONEのフロントポケットはほとんど使い物にならない。
MUKOは深さも適度にあり、間口が大きいので荷物の出し入れがしやすい。
一方THE ONEのフロントポケットは、MUKOの半分の容量もない。
ただでさえ小さいのに、ジップ部を隠すためのカバーが邪魔で開け閉めもしずらいためほとんど飾りのようなものでしかない。
正面 メインコンパートメント収納性比較
ザワンとムコのメインコンパートメントを比較する。
双方ともにダブルジップ仕様なため、開け閉めに苦労するということはない。
素材が革な分、使い始めはザ・ワンの方が少し硬めに感じるかもしれないが大きな差になる要素でもない。
THE ONEはフロントポケットが使い物にならないが、その分メイン収納部の開く幅が大きいため、大きな荷物等を詰めたりするのがしやすい。
フロントポケットが小さいデメリットが、メイン収納部の開口部の広さをもたらしてしまったわけだ。
災い転じて福となすとはこのことか。
TSOGのリュックは、15インチノートPCが入ることが大きな売りとなっている。
持ち運びの主流は大きくても14インチなので、やや過剰スペックではあるものの、本当に入るのかは疑問だったりするよね。
なので、家にあったHPの15.6インチのノートPCがきちんと収納できるか試してみた。
THE ONEもMUKOも15.6インチの大型ノートPCをすんなり収納できた。
しかも、奥側のPC収納部に収まるとは思っていなかったので、改めてこの2モデルの収納性の高さを実感することができた。
見た目がおしゃれである程度モノが入るリュックをお探しの方に、TSOGの2モデルは選択肢に入れても良いモデルだと思う。
TSOGのリュックレビュー 側面比較
正面に続いて側面側の作りを比較する。
側面 素材比較 革
THE ONEは側面もスプリットレザーで仕上げてあり、MUKOは正面とは逆にサイドポケット部がキャンバス素材。
MUKOは正面と側面を互い違いにすることで、素材のコントラストをはっきりさせている。
この組み合わせが独特の雰囲気があって良いね!
THE ONEは総レザー仕上げなので、やはり価格差が出てしまう部分。
側面 収納性比較
収納性はMUKOに軍配が上がる。
サイドポケットがある分、ここにすぐに取り出したい小物類を収納できることは大きなアドバンテージ。
THE ONEはデザイン性は素晴らしいものの、収納性という観点から見るとMUKOの方が優れている。
TSOGのリュックレビュー 天面比較
続いては天面部分の比較をしようか。
意外にここは実際に使ってみないと分からない部分が多かったかな。
天面 素材比較
天面はTHE ONEもMUKOも総レザー仕上げになっている。
MUKOの持ち手はナイロンに革を巻いた仕様になっているのに対し、THE ONEはすべてレザーで出来た持ち手。
THE ONEは完全に「デザイン性重視」
天面 収納性比較
収納性に関しては、MUKOには取手横にジップポケットが付いているが、ザ・ワンには付いていない。
この取手付近のジップポケットの有無が使い勝手に大きな影響を与えている。
私はいつもキーケースをここに入れて使っているわけだが、THE ONEにはそれがないので家の玄関前でアタフタするときがある。
せめてフロントポケットが使えるものであれば、まだ良かったんだけど、まったく機能してないためインテリアポケット頼みとなってしまう。
TSOGのリュックレビュー 背面比較
TSOGの人気モデル比較も佳境に入ってきた。
続いては背面について比較する。
背面 素材比較
背面素材に関しては、THE ONEとMUKOでは使われている素材が大きく異なる。
ザ・ワンは背面のほとんどがメッシュ加工をされている。
MUKOはキャンバス生地なので、長時間リュックを背負ったときに通気性が悪いからかちょっと辛い。
ザ・ワンのショルダーベルトは表側がスプリットレザーを使い、裏側はメッシュ加工が施されている。
このパッドの厚みが良い感じなため、適度なクッションが身体への負担を軽減してくれている。
収納性ではMUKOに軍配が上がっても、装着感はTHE ONEの方が若干心地よい。
ショルダーストラップの根元に使われてる素材についても、THE ONEに関しては他部分と同様にレザーを使っている。
THE ONEの素材へのこだわりは、結構細かいところまで行き届いているところに好感が持てる。
背面 使い勝手
THE ONEリュックの特徴の一つに、背面部1カ所に穴が開いている。
この穴は、モバイルバッテリーからのびたUSBケーブルを外に出すためのものになっている。
メイン開口部ジップの隙間を使わないところに、このTHE ONE外観美へのこだわりの強さが滲み出てるね。
私の使い勝手からすると、この状態で使用するケースは稀。
とはいえ、スマホをヘビーに使っている人にとってみれば、スマートに充電しながら使えることが嬉しい人も当然いるはず。
おしゃれにこだわった使い勝手の提案は、THE ONEらしいと感じる部分であった。
TSOGのリュックレビュー THE ONE vs MUKO比較まとめ
TSOGリュックを2個持ちしている私が、忖度なしに普段の使い勝手で感じたことをそのまま書いた。
そのまとめをするとするならば、
・収納性、取り回しの良さ重視であればMUKO
・デザイン性、質感重視であればTHE ONE
というのが結論になる。
あなたが想定する使用シーンを思い浮かべながら、自分にピッタリなモデルがどっちなのか考えてみてほしい。
性別関係なくジェンダーレスで使えるTSOGのレザーリュック。
合わせる服も選ばないから、いつでも使える。
WEBのみでの販売なので気になる方はサイトを確認してみてほしい。