この記事は約 10 分で読めます。
ポロシャツのコーデがメンズの夏を決める。
ちょっと言いすぎかもしれないが、薄着になった時のトップスは細心の注意を払うべきポイントだ。体型が如実に表れてしまう分、いっさい誤魔化しが利かない。
アウターがなくなった夏は、カバーできるアイテムが少ないため悩みが多いシーズン。私と同様の悩みを抱える人も多いと思う。
爽やかな大人の男を演出するのに、ポロシャツほどうってつけのコーデアイテムも少ないのが現状なのだ。だからこそ、ポロシャツのコーデには細心の注意が必要となる。
今日はポロシャツのコーデについて、どう着こなすことがベストなのかを考えてみたい。
ポロシャツを大人の男が着こなす際の注意点
ポロシャツを着こなす際に、注意するべきポイントを6つに分けて話をするね。
袖丈
袖丈の長さで、印象はだいぶ変わってくる。一般的なものは上腕二頭筋のコブの中央あたりに位置されるものがスタンダードなタイプ。
肘の手前くらいまでの長めを選ぶと、少年ぽくならずに済む。
袖丈が短いものは、よりアクティブな印象を与えることが出来るが体型が貧弱な人は、よりその貧弱さをアピールしてしまうリスクもある。
私はスタンダードな位置よりも、少し短めのものをチョイスする傾向があることが分かった。アームホールのバランスと、袖丈の長さを意識してみると違いがよく分かるはず。
アームホールが太い方が腕の細さを強調するため、自分の体型を含め着こなしを考えることが重要だ。
肩幅
肩の袖付け部分にも注意が必要になる。肩幅が広いものを選ぶと袖付け位置が外側にくるため、私はあまり好きじゃない。
肩の位置にピタリと合わせられるものを選ぶことが多いが、この辺は顔の大きさにも影響を与える部分なため、選ぶ時は慎重になろう。
基本的にポロシャツは半袖のものがメインなので、袖が無くなる分、袖付け位置が肩の内側に入ると顔が大きく見えてしまうデメリットが生まれてしまう。
肩幅のサイズ感を慎重に吟味するように。
着丈
ベルトが隠れる位置が私が好きな着丈感なんだけど、ポロシャツって結構着丈が長いものが多い気がする。
ラルフローレンのカスタムフィットもラコステも、あと1.5センチ短いとベストなんだけどな。この辺は既製品の限界なので目を瞑るしかない、もしくはセレクトショップのオリジナルをコーデしてみるのも一つの策だ。
日本人の体型に合わせてサイジングされた、セレクトオリジナルの方がサイズ感がピッタリのものが見つかると思うよ。
オーバーサイズ
ポロシャツもオーバーサイズなものが流行って来ているが、この辺は個人の好みの問題なのでジャストフィットじゃないと駄目というわけでもない。
トレンドを意識したポロシャツのコーデをしても面白いと思う。トップスにオーバーサイズなポロシャツを選ぶのであれば、ボトムはタイト目のものを合わせてメリハリを付けること。
私も今年は少しオーバーサイズのものを合わせても良いかなと思ってる。
いつもと違ったイメージにすることで、新しいひらめきを手に入れることができると思うし。一つの型を作ったら新しいものも取り入れる。
いくつになってもこの発想が大切なのは変わらない。
重ね着
ポロシャツ一枚だとどうしても貧弱に見えてしまう。
そんな悩みを抱える男性は、ポロシャツの下にTシャツを合わせることをおすすめする。重ね着は、自分が思っている以上に効果的な手法なので試す価値は大きい。
厚さ数ミリの世界が外見に与える影響を肌身に感じてほしいのだ。ポロシャツを重ね着する際の注意点として4つを挙げる。
①フロントの首周りからどんな風にTシャツが見えてるか?
②袖先から見えるTシャツの袖長さは何センチ?
③着丈がポロシャツと合っているか?
④ポロシャツのカラーとTシャツの色の組み合わせはおかしくないか?
この3つのポイントに意識を集中してレイヤーを完成させる。私が思う理想的なレイヤーとは、やはり下に着るTシャツがほんのわずかだけ出ていること。
ポロシャツとマッチするカラーのTシャツを取り入れることができれば、同じポロシャツなのに幾通りにも見せることができる。
素材
ポロシャツコーデには素材も重要な要素のひとつ。鹿の子のスタンダードなものがベースとなって、シルキーなコットンタイプも大人っぽくて良い。
最近で一番好きな素材はパイル地のもの。着心地の良さは言うまでもなく、素材がもたらすかわいさは他のものとは別格だ。
鹿の子を一枚持つのは必須として、もう一枚パイル地を持っておくとバリエーションの幅は大きく広がるはず。
ポロシャツのメンズコーデ5選
ここからは具体的にメンズがコーデで取り入れる相性の良いアイテムを紹介しよう。
大人っぽさとおっさんぽさは似ているようで、まったく別物だ。間違った着こなしをしてしまうと、休日にゴルフに出かけるおっさんのようなスタイルになってしまう。
ポロシャツコーデの鉄板を5つまずは理解しよう。
チノパンxスニーカー
ライトグレーのポロシャツにネイビーのチノパンをチョイスする。足元には白いスニーカーを選び、カジュアルダウンさせると絶妙に抜け感のあるコーデが完成する。
チノパンはロールアップしてより軽快なスタイルにできればベストだけど、ここは体型と相談して決めるのが正解だ。
脇の汗ジミを気にする声も多いかもしれないが、ライトグレーほど夏のコーデで映えるものも少ないので制汗シートで対処して凌いでほしい。
リジットデニムxスニーカー
アクティビスタでおすすめするAPCのリジットデニムは、ぶ厚すぎて夏の着こなしにはマッチしないため、もっとライトオンスのものをチョイスしよう。
動きやすさも考慮して、ウレタン混合のものを選ぶのが夏にデニムを履く鉄則。
デニムなんて履きたくないというのが、正直なところかもしれないが清潔感を演出するうえでリジットデニムは効果的なんだよ。
黒のポロシャツにリジットデニム、足元にはホワイトスニーカーで清潔感満載のコーデが完成する。
着回しを考えても、この組み合わせは押さえておいて損はないと思いますよ~
ショートパンツxサンダル
上で取り上げた黒のポロシャツに白のショートパンツ、足元にはサンダルを合わせて夏らしく装うのも大人だから似合うコーデ。
ポロシャツのコーデでメンズが気を付けるべきポイントとしては、いかに清潔感を保つかだ。
暑苦しいとか言われそうだけど、ソリッドな黒は大人の着こなしにはベストなカラー。ボトムに白のショーツを合わせることで夏らしく仕上げることができるし、要は組み合わせが全て。
夏だから黒は着ないとかは、はっきり言ってただの偏見でしかないと知ろう。
ボーダーポロxチノパン
ボーダーのポロシャツにチノパンも王道中の王道、ちょっと少年ぽさが個人的に好きなところかな。チンパンはショーツを合わせることでより、軽やかなイメージになるしね。
チノパンはベージュを合わせて夏らしく明るめ、ボーダーは白を基調としたものを選ぶと合わせやすい。
私はボーダー好きなので、この辺はマストな着こなしとして夏は活用することが多いね。
ホワイトデニム
メンズの夏コーデの中でも、とりわけ優先順位が高いのはホワイトデニムで間違いない。
そんなホワイトデニムに合わせるポロシャツとしては、ネイビーの鹿の子素材でスタンダードな大人の男を演出しよう。
これだけ誠実でさわやかな印象を与える夏の着こなしは、他には見当たらない。
足元にはスニーカーというよりは、スリッポンやモカシンを合わせるのが個人的には好きなコーデ。
ネイビーとホワイトという組み合わせが、夏の男の印象を大きく左右すると理解しておいてほしい。
まとめ
ポロシャツのコーデでメンズが注意すべきポイントと、具体的な着こなしのポイントをお伝えした。
薄着になる夏のコーデでポロシャツは重要な位置を占める最重要トップス。
爽やかさをうまくコントロールするためには、まずは自分に合うポロシャツのタイプを確定させること。
そこからコーデに取り入れるには何が必要かを考えてもらえれば、自ずと結果は表れる。
最高の夏になることを陰ながら祈ってるよ!