ブランド物に似てるデザイン|ぶっちゃけ違いはあるのか?

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ブランド物に似てるデザインのものって多いけど、そこに大きな違いってあるんだろうか?

 

それは当然あるに決まってる。

というよりも、アパレル企業は意匠権にもっと敏感になった方が良い。とにかく服でも何でもブランド物と似ているデザインのものが多い。

 

といっても、ブランド側目線で見た時に、まったくのオリジナルと呼べるものがどれだけあるんだろう?

 

昔の焼き直しみたいなものも多く存在するし、問題は複雑に絡み合って解決の糸口が見えないところまで来てしまったように思われる。

 

ブランドに似てるもので満足するか?やっぱり本物のブランドを持つべきなのか?この辺を考えてみた。

 

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ブランドに似てるデザインの服について

 

めちゃくちゃブランドに詳しい人でなければ、デザインだけを見て本物か似てるものかの判断自体つかないと思う。

 

巷には、インスパイアされたものや明らかにパクったであろうものを含め、もはや判断が付かない状態だ。

今回話す内容については、偽物は論外なので一切触れない。『似てる』ものと『偽物』は、そもそも違うもの、グレーかブラックかの違いに過ぎないかもしれないが、そこには大きな壁があると思ってる。

 

ブランドに似てるもので十分

 

ブランドモノに似てるデザインであれば、本物である必要はないと割り切って買う。

基本的にここで指すブランドとは、パリやミラノなどのコレクションに毎回出てるトップメゾンを指す言葉としよう。

 

ファストファッションは、このコレクションブランドのデザインからインスパイアされて作られるものが多い。

エッセンスだけを模倣し、格安で似てるデザインのものを中国・東南アジア地域で大量生産する。購入層は比較的若年層になるのだが、この辺のブランドに似てるから買うという人は少ないと思う。

 

多分、インスパイアされた大元のデザインなんてまったく知らないくらい若い層の子が買ってるのが日本だと思う。

 

ファストファッションだけではなく、セレクトショップのオリジナルについてもブランドに似てるデザインのものは多い。

 

ある程度似てることは理解している前提で買う人。

品質を維持したうえで、こなれた価格でブランドのテイストを取り入れた、トレンドを加味したものを手に入れられることが大きなメリット。

ブランドのものと比較して、3分の1から10分の1位の価格で手に入れることができる。

 

特定のブランドが好きではなく、トレンドに沿ったものを着たい人は似てるもので満足できる。というよりも、似てる認識自体ない人も多く存在するはず。

比率は7:3くらいで知らない人の方が多いと見ている。

 

ブランドのものでないとダメ

 

ブランドに似てるものでは満足できない人は、それなりに自分の中にルールがあると思われる。私は明確に自分の中に選定する際のルールがある。

 

これを言葉にしていくのは、結構難しい作業だと今気付いた。

そもそも、ブランドに似てるものってなんだろう?私はロンハーマンが好きなブランドの一つにあるが、ここに似てるテイストのお店は結構多い。

 

ひとこと添えるのを忘れていた。ロンハーマンは正確に言えばセレクトショップだが、話を分かりやすくするためにブランドと表現している。

BAYFLOW(ベイフロー)や、アーバンリサーチのSonny Label(ソニーレーベル)は似てるブランドだと思ってる。

 

テイストは非常に似てるし、価格も半額から3分の1以下のものばかり。でもこの2つのお店で服を買うことはない。

 

どうしても、テイストだけを取り入れた二番煎じと感じてしまうから。多分同じ心境の人は多いと思ってる。

 

越えてはいけない一線というものがあって、それがここに該当するんだと思うんだよね。

 

レッドウイングとホーキンスも同じような観点で見ると、ホーキンスを買うことはない。でも、一番始めに買ったブーツはホーキンスのエンジニアブーツだった。

なぜなら、その頃はレッドウイングの存在自体知らなかったから。

 

自分のルールというよりは、性格的な問題も大きいのかもしれない。ブランドは当然その地位を確立するまでに、製品開発に莫大な資金を投資し、長い年月を掛けて熟成させていく。

その膨大なコストを掛けずにエセンスだけ抜き出すのが許せないのだ。

 

似てるものばかり

 

最近良く感じることは、どこかのセレクトショップで見たオリジナル品と、また別のセレクトショップで見たものがまったく同じだったこと。

 

そんなことありません?

タグは違えど、デザインも素材もシルエットもまったく同じ。まったく同じではないにしても、ちょっとだけデザインを変えたものが溢れかえってる。

 

特にアウトレットなんか行くと、その傾向が如実に出ちゃう。

 

当然展示されてるものは、プロパーで売れなかったものが中心となり、いつ製造されたものかはもう分からない。

ここで売れなかったものは、ジャンク屋に破格で引き取られていくか廃棄されるんだろうね。どのお店に行っても同じようなものが売ってて、ショップの個性がまったく感じられない。

 

流行のサイクルは一昔前に比べて、物凄いスピードで変化し続けている。変化し続けるのは構わないが、それに振り回されるのは大人として格好悪くないですか?

 

まとめ

 

ブランドに似てる服について、話をまとめよう。

 

私はブランドに似てる服は極力着ない。

 

理由は単純にデザインが似てるように見えるだけで、その背景にあるものがあまりにも違いすぎるから。エッセンスをパクることは簡単だが、本質を盗むことは簡単じゃない。

生み出す方はとてつもない労力を要している。

ものを生み出す側の人間としては、そこに敬意を払いたいという心情がどうしても働いてしまう。東南アジアや中国で生産してるのは、営利活動なんだから特に何とも思わない。

 

社会の流れに逆らう事自体がナンセンスだと思うし。

 

誰だって安くて良いものが一番良いのは変わらないし、でもそんなものは一握りしかないのが事実でもある。

安くてもその年しか着ることができないのであれば、絶対に買わないし、ましてやそれがブランドに似てるものだったら尚更のこと。

本物が持つパワーというものを信じている私は、これからもそこを意識して買うものを選ぶ。

 

結論:ブランドに似てるものは、テイストは似ていても本質は異なる。

 

以上だ。

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