この記事は約 7 分で読めます。
穿き心地を満足させてくれるデニムブランド。
それがレッドカードのデニムだと思う。
EDWINやLevi’sでデニム造りをマスターした、本澤裕治氏がプロデュースするレッドカードのデニム。
極限までシンプルなのに、違いを感じることが出来るジーンズって少ないね。バックポケットにステッチを入れたり、タグや革パッチで違いを表現したり。
そんなことをするまでもなく、デニムのクオリティだけで勝負ができる。
人気・実力ともに、日本でも5本の指に入るデニムブランドがREDCARDなのだ。
私が所有する4本のレッドカードデニムを紹介しつつ、そのジーンズブランドの魅力について詳細に話をさせていただこう。
シンプルで穿き心地抜群!レッドカードデニムの魅力
レッドカードのデニムは、メンズよりもレディースの方が人気が高いかもしれないね。
うちのかみさんにもおすすめしたんだけど、その完璧な穿き心地にもう一本同じモデルを買おうか悩むほど。
日本人の体型を考えて設計された穿き心地は、海外ブランドのデニムとは確実に一線を画す違いを感じさせてくれる。
飾り気のないシンプルなデニムなんだけど、5万円のデニムと見比べても遜色のない存在感。
レッドカードデニムの凄さって、一体どこからくるものなのだろうか?
市場で売れる価格設定
何よりもまず凄いと感じるのは、その価格設定にある。
海外製の有名ブランドが展開するデニムの相場観としては、平均して3万円を超える価格帯で設定されているものが多い。
デニムマニアな私のような人間であれば、価格なんて気にせずに購入できるかもしれないが一般的に見たらニッチな存在。
2万円以下に抑えた価格設定は、こだわりのデニムを売るという面で考えたときに、1つ目の購入ハードルを解除してくれる。
値付けは商売の基本中の基本、2万円以下という価格設定に物凄いこだわりを感じたわけだ。
日本人の体型を熟知した最高のフィッティング
何よりも日本人の体型を熟知していることが、レッドカードデニム最大の強みだと感じる。
海外製のデニムブランドが造るモデルは、当然欧米諸国の人をターゲットにしたサイズ設定になってしまう。
見た目がどんなに格好良いデニムであっても、実際に穿いてみると見栄えがしないなんてことに。
基本的にレングスサイズは32インチからの展開なので、身長の低い日本人はどうしても裾上げの必要が出てしまう。
日本人の体型が欧米化しているとはいえ、平均値で見ればまだまだ差を感じてしまうのが正直なところ。
日本人が履いても格好良く着こなせるように、徹底的に計算して作られたのがレッドカードのデニムなんだよ。
本格的なヴィンテージの雰囲気を感じさせる割に、ポリウレタン混の動きやすさも併せ持つ、ある種最強のデニムブランドと言っても過言じゃないだろうね。
デニム生地、糸、縫製、加工はすべて日本
こだわりは、フィッティングだけではない。
デニムに使われる素材や縫製についても、最高クオリティのものに厳選されている。
そもそもデニムの最高峰と呼ばれるものは、すべて日本で生産されている。
欧米のトップメゾンが展開するデニムだって、実際に造ってるのはほとんどが岡山産だったりするわけだ。
日本製の最高の素材を使い、熟練した職人が手作業で創り上げる。ボタンやファスナーなども日本製にこだわった、正真正銘のメイドインジャパンプロダクトなわけなのよ。
本澤氏曰く、最高のデニムに必要な要素は3つあるそうだ。
・フィット(FIT/はき心地、シルエット)
・ファブリック(FABRIC/生地)
・フィニッシュ(FINISH/加工)
この3つを高い次元で達成するから、最高のデニムが出来上がるわけだ。
数々の別注品
ファッション関係者や、著名モデルにも愛用者が多いレッドカードのデニム。
当然セレクトショップ別注品や、著名スタイリストとのコラボレーションも頻繁に行われている。
これだけ多くの企業とコラボしていたら、モデル数が半端じゃない数になってるだろうね。たまたまネットで見てよかったと思っても、同じものがどれか分からない・・・
そんなことになっても不思議じゃないほど、モデル数が多い。
いったい、年に何本のデニムが売れているんだろう?
まとめ
レッドカードデニムについて、そのブランドの特徴と私が穿いて思う所感をまとめてみた。
パッキパキのヴィンテージ好きではなく、シンプルにさらりと良いデニムを穿きこなしたいメンズにおすすめしたいブランドだね。
2万円でこの仕様のものが手に入るのであれば、海外ブランドの高額デニムを買う必要がないわけだ。
レッドカードよりも、品質が高い可能性は低いのだから。
ちなみにコットン100%のデニムもあるんだけど、穿き心地は普通。伸縮性のあるリアルヴィンテージ感がこのブランドの強みなんだよ。
もし、一度も穿いたことがないのであれば、試着だけでもしてみることをおすすめする。
デニムのクオリティの高さは、あなたに驚きとともに新しい価値を感じさせてくれると思う。