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ジョンローレンスサリバンのブラックデニムを見つけてしまった。
実家に帰った際に、倉庫の一角から取り出したブラックデニム。
もう買ったことすら忘れていたが、10年近く前にUAで買ったジョンローレンスサリバン。
2003年スタートのジョンローレンスサリバンは、元ボクサーという異色の経歴を持つ柳川荒士氏が手掛けるドメスティックブランド。
久しぶりに脚を通してみたが、ウエストボタンが閉まらない。
元々細身の作りをしているだけに、この数年で太ってしまった私にはとても穿けないものとなってしまった。
また痩せて穿けるようになろうと心の片隅で思うのだが、中々そうも行かないのが現実というもの。
久しぶりに出逢ったジョンローレンスサリバン、記憶が無くなる前にレビューしておこう。
ジョンローレンスサリバンのデニム|初期アイテムはスーパータイト
ジョンローレンスサリバンのデニムを買ってから、かれこれ10年近くが経とうとしている。
忘却の彼方に消えてしまう前に、今思うことを書き留めておこうと思う。
ジョンローレンスサリバンは国内人気ブランド
柳川荒士氏がジョンローレンスサリバンをスタートさせたのは、2003年に遡る。
ブランドネームである『JOHN LAULENCE SULLIVAN』は1880年代に活躍したアメリカのボクサー。
ヘビー級の世界王者の名前をそのままブランドネームとしている。
本人の経歴が元ボクサーだったこともその理由の一つだと思うが、ボクサーを辞めてから単身本場イギリスに渡りテーラリングを独学で習得。
今回紹介するデニムも人気が高いが、最大の売りはやはりテーラードジャケットがメインになるブランドなんだと思う。
ジョンローレンスサリバン初期のデニムなので、今の少しゆったりとしたスタイルではなくスキニーシルエットというのも時代の流れを感じるね。
著名人にも愛用者が多いジョンローレンスサリバン、初期物は意外に貴重なのかもしれない。
Lサイズでもキツイ
ジョンローレンスサリバンのデニムサイズは38なので、一般的なサイズで言うところのLサイズになる。
サイズ34・36は見た目からも全く入る気配もなく、38がジャストサイズだった。
10年近く経って感じることは、かなり細身な体型でないと着こなせないということ。
当時は痩せていたんだなーと振り返りつつ、最低5kgは体重を落とさないと厳しい。
穿き心地は固め、パツパツすぎる見た目が気持ち悪く、すぐに脱いでしまった。
穿き心地が固いのは、スキニーでも綿100%だから。
これが1%でもポリウレタンが配合されていれば、少しは違ってくるはず。
ジョンローレンスサリバンのデニムは、今の展開しているものよりも相当に細いと実感。
手持ちのデニムの中でも、相当タイトな部類に入る。
レングスも長く、デフォルトで32インチだったためカットしている。
バックポケットは少し下がり目に配置
股上も浅く、計測してみると実寸で24cmくらい。
当時のスキニーシルエットでは、このくらいの数値が定番だった。
バックポケットの位置は、少し下がり目のところに配置されている。
足の長い人が腰で履くことをベースとして設計されているんだろう。
筆者私物のリデアルのデニムと、ジョンローレンスサリバンを平置きにして比較した画像。
バックポケットの位置が、少し下がり目にデザインされていることと、ポケットの大きさが一回り大きいデザインなのが確認できる。
バックポケットの位置は、非常に重要なポイントになる。
ポッケット位置が下側になると、お尻の位置関係が下側に見えるため脚が短く見える。
併せてポケットが大きいと、お尻自体が大きく見えてしまう。
この2つの理由から、ジョンローレンスサリバンのデニムはサイズだけではなく、ある程度スタイルが良い人が穿かないと映えない。
デニムとしては、かなり難易度が高いモデルだと言わざる負えない。
この辺は最近のコレクションのものではないので、一概には言えないんだけどね。
昔のジョンローレンスサリバンデニムに関しては、と断りを入れておこう。
筆者私物のジョンローレンスサリバンデニムは、フロントがボタンフライではなくジップフライのもの。
個人的な感想を言うと、ジップフライは遊びが効かないためボタンフライの方が好み。
すんなり穿ける人であれば、どちらでも問題無い部分とはいえ、昔からボタンフライのアイテムになれた私としては最後まで違和感が取れない部分でもあった。
まとめ
ジョンローレンスサリバンのデニムについて、10年近く経過したモデルについて備忘録的に感想を綴った。
裾はカットしてしまったものの、1年以上に渡り頻度高く穿いたことでアタリが出来ていた。
かなり細身なシルエットということと、ストレッチ性がまったくないため穿き心地は固め。
元々スタイルの良い人が穿くことで映えるデニムなのが、ジョンローレンスサリバン初期のモデルなんだろう。
あれから10年近く経ち、今でも多数の著名人が愛用する人気の高いブランドなのに変わりはない。
最近のモデルを購入する機会があったときには、改めてレビューさせていただく。
昔のモデルを購入検討している人にとっては、参考になる部分が必ずあるはずだ。