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レミレリーフのスウェットは、ヴィンテージ加工が素晴らしい商品だ。
国内外で見ても、これだけ見事にヴィンテージ感を再現できているアイテムを私は見たことがない。
なので、レミレリーフのスウェットは私のワードローブに無くてはならないアイテムのひとつ。
ただ、ひとつ難点を上げるとすれば、その耐久性が著しく低いと感じること。
元々ダメージ加工が施された商品なのは十分に理解しているものの、これだけ経年劣化が激しいのもどうかと思う。
好きなもの・良かったものを紹介している私としては、正直にデメリットだと感じる点についてもお伝えしておきたい。
レミレリーフのスウェットを購入予定の人に、そのアイテムの特性をしっかりと理解してもらった上で納得感を持って購入していただきたい。
レミレリーフのスウェット|経年劣化が著しく激しい点
レミレリーフのスウェットを取り上げているのが、対象範囲はパーカー類も同様だということをお伝えしておく。
デニムシャツで定評のあるレミレリーフは、ヴィンテージ感を見事に再現したアイテムが人気の秘密。
想像するに、レミレリーフブランドの売上構成比としては、デニムシャツに次いで二番目にくるのがスウェットだと思う。
ヴィンテージスウェットを完璧に再現
とにかくレミレリーフ商品の中核価値は、ヴィンテージ感を完璧に再現していること。
見た目の雰囲気だけではなく、肉厚な生地の質感・加工技術、手で触れたときの触感が他のスウェットとは一線を画す出来だった。
店頭で見た瞬間、1分で購入を決定している。
それほど完成度が高いアイテムなのが、レミレリーフのスウェットだった。
購入したばかりのときに書いた記事が以下になる。
⇛ ヴィンテージスウェットを完璧に再現!レミレリーフが最有力
ヴィンテージスウェットの再現度は、ループウィラー等の高級スウェットブランドと比較しても上だと思う。
購入から1年経ったレミレリーフのスウェット
レミレリーフのスウェットを購入してから、早くも一年が経過した。
着用頻度は10月から4月までがメインで、週に1回着る程度。
実働7ヶ月ほど着た段階で、色々と思うところがあったので記事にしているわけだが、
一番に思うのは、その経年変化の速さ。
経年劣化と呼んだ方が良いのか良くわからないが、レミレリーフのスウェットの表情が大きく変わったと感じる。
とにかく、着古した感じが加速している。
その辺を部位ごとに見ていくことにしよう。
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袖周り
袖周りのボロボロ感は、かなりのスピードで進行している。
所々に穴も見られるようになった。
もはやヴィンテージスウェットというよりも、人によってはただのボロと言われかねないレベル。
元々良い感じにヴィンテージ感を再現できているので、そこから着古した感じがここまで加速するとは想像もしていなかった。
左袖の劣化具合は相当なもので、元々少し穴が空いている加工ではあったものの、そこからどんどん広がってきている。
このままいくと、一周つながってすべてほつれてしまう日も近いだろう。
もう、ここまでいくとヴィンテージ感というよりは、商品自体の品質を疑ってしまうレベル。
これが二年・三年経過したものであれば、また話は別なんだけど買ってから1年でここまでなるとはさすがに想像していなかった。
これが個体差によるものなのか、製品加工の品質上どのモデルにも当てはまることなのかは分からない。
でも、個体差で大きく違いが出るようなものとも思えない。
脇スリーブ部
もう一点、大きく変わってしまったのが脇スリーブ部分に空いた穴。
私の身長・体重は、172cm/68kgでサイズはSを着用していた。
ちなみにレミレリーフのスウェットサイズ感は、ほどよくゆるいものになっている。
ジャストサイズで、身体にピッタリとフィットするものではない。
なので、アイテム自体にそれほどテンションが掛かったわけでもなく、ごく自然に穴が形成されたことになる。
脇のスリーブ部分に穴が空くのは、完全に想定外だった。
ウエストスリーブ部分
ウエストのスリーブ部分には、大きな変化は見られなかった。
1年前の購入当初とそれほど大きな違いはない。
厳密に言えば、購入当初よりもヴィンテージ具合は進んいるが、目に見えて取り上げられるほどの変化は無かった。
まとめ
レミレリーフのスウェットを、買ってから1年経過したモデルを紹介させてもらった。
『ヴィンテージ感の再現』という、見た目の格好良さと商品自体の品質はイコールではないと感じる。
これはメイドインジャパンだから、耐久性に問題ないという一般的な神話が関係ないことを示している。
レミレリーフのスウェットは、完璧なヴィンテージ感を再現するべく、激しい加工を施しているがゆえに、耐久性という面で見ると経年変化が早いんだと思う。
冒頭でもお伝えしたが、ここまで見事にヴィンテージ感を再現できるブランドは、国内外探しても他にはない。
その中核価値は揺るぎないものの、着ていくに従いその変化はより加速していってしまうのだろう。
製品の特性上、仕方の無いことだと割り切って購入できる人が買った方が良い。
アイテムの特性を理解せずに購入してしまうと、きっと後悔することになると思う。