ウールリッチのダウン|アークティックパーカーは永遠の定番

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ウールリッチのダウンと言えば『アークティックパーカ』で決まりだろう。

 

数年前に購入してからというもの、冬になるとヘビロテ確実な定番アウター。

流行に左右されることのないオーセンティックなデザインだけに、活用幅はかなり広い。

 

カジュアルにもビジネスシーンにも使える。

10万超えの価格とはいえ、所有欲を十分に満たすだけのものを持っている。

 

シンプルなデザインだけに、流行りに便乗して買うというよりは毎冬を確実に過ごすための道具的な意味合いが強い。

その辺を踏まえて、本日はウールリッチのアークティックパーカについて話をさせていただこう。

 

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ウールリッチのアークティックパーカを評価

 

まずは簡単に商品の概要を説明しておくことにしよう。

アメリカペンシルバニアで1830年に創業したWOOLRICH(ウールリッチ)は、180年の歴史を持つ老舗アウトドアブランド

 

今回取り上げるアークティックパーカは、ウールリッチの代表作でありファッション市場で見ても毎冬取り上げられる定番のアウターだ。

 

通称ロクヨンクロス(ナイロン60%/コットン40%の配合)と呼ばれる撥水性の高い生地を採用し、ゴージャスなコヨーテファーがフードに取り付けられている。

 

6年前まではカナダ製のものがメインであったが、ここ最近はモルドバ等の国外で製造されるもののみとなってしまった。

私が所有しているのはカナダ製ではあるものの、製造国の違いでそれほど大きな仕様差があるとも思えない。

 

立ち位置としては、カナダグースやノースフェイスが対抗馬に挙げられるだろう。

 

ブランドを示すワッペンやタグがないシンプルなモデルなため、あまり主張しすぎないものを好む人にはおすすめできるアウターと言えるだろう。

 

アークティックパーカの防寒性能

 

ウールリッチのアークティックパーカーを取り上げる際に、

極めて高い防寒性能

を謳い文句とする商品説明がされることが多いと思うが、個人的にはそこまでではないと思っている。

 

年齢による寒さ耐性が衰えたことによる影響もあるとは思うが、ウールリッチのダウンだけで1月・2月の極寒は乗り越えることができないというのが私の結論だ。

 

 

ウールリッチのダウンは、ソースを辿れば1972年にアラスカの作業員の防寒着としてアークティックパーカーが使われていたところから『防寒性能の高い』ダウンという位置付けがされていた。

 

ダウン人気はモンクレーのようなデザイン性の高いものから、冬場でも凌げる本格派アウトドアブランドへ移行している。

ウールリッチも2010年台以降、カナダグースと同様に再認識され始めた。

 

各ショップと別注品と作ったり、基本的なデザインを見直しボリュームを抑えたシティユースな仕様に切り替えてきている。

ということは、1月・2月の真冬期に一日中外にいることを前提に作られているわけではないと思う。

 

 

フロントには左右に大ぶりなポケットを配置し、内部の素材にはボアが使われている。

防寒性を配慮しての素材選びがきちんと成されてはいる。

 

細かい配慮が意外とうれしい部分だったりするとはいえ、1月・2月の冬本番に外で過ごすとなると手袋は必須。

どれだけ素晴らしいダウンを使おうが、真冬に一日外で過ごすことを考えるとやや表現が誇張気味に感じる。

 

 

ダウン80%

フェザー20%

この組み合わせは、比較的大手ダウンブランドが配合する比率とそう変わらない。

 

特殊加工を施しているとも思えないため、シティユースで使う分には不足はないにせよ1月・2月の極寒期には

インナーにはそれ相応のものを着こまないと、私は冬場をこのダウンだけで過ごすことができない。

 

最近はベアフットドリームスのモコモコパーカもしくは、カーディガン等を着ることで何とか凌げるレベル。

モンクレーやカナダグースにも通ずるが、今日本で流通しているものはファッション性を考慮してダウン量を減らしているシティユース向けのもの。

 

間違っても本場の雪山なんかに着ていけるレベルのものではないことを、きちんと理解しておいてくれ。

 

アークティックパーカのデザイン

 

ダウンのデザインを語るうえで、ウールリッチのアークティックパーカをどう伝えるか?

『おしゃれ』という曖昧な表現で片付けるには、ちと無理があるため適切な表現がないかを考えてしまう。

 

ブランドの代表作であるアークティックパーカは、

本格派アウトドアという一面を残しつつも現代風にモディファイされた都会派ダウン。

 

ダウンにシンプルさを求めるのであれば、ウールリッチのアークティックパーカーは選考過程に残しておくべきアイテムだろう。

 

 

 

モンクレールやカナダグース、ノースフェイス等のダウンについては一目でそのブランドということを知らしめてくれる目印がある。

それはワッペンだったり、刺繍されたロゴだったりするわけだが個人的にはその主張はいらないと思っている。

 

防寒性や知名度というよりは、

外観でブランド名がすぐに分からないシンプルさに惹かれた。

 

普段使いだけであればそれも良いとは思うのだが、ビジネスシーンで考慮した場合に逆効果だったりするようにも思える。

コヨーテファーを外してしまえば、普通にスーツに合わせても落ち着いた見た目だしね。

 

 

頭がすっぽりと入ってしまうほどフードが大きく、毛足が長いファーがついているのもアークティックパーカのデザイン性を語るうえでは外せないポイント。

 

フードのバランス感が秀逸で、かなりかわいい。

ただ、顔が大きい人には逆効果になってしまうかもしれない部分ではあるが・・・

 

 

アークティックパーカのラグジュアリーさ

 

ウールリッチのダウンは価格が高額だけに、使われている素材もこだわりを感じさせるものが多い。

ラグジュアリーさを表す指標として分かりやすい部分と言えば、やはりファーだろう。

 

好みは個人差あると思うが、あると無いとで見た目に与える影響は計り知れないほど大きい。

 

ウールリッチのアークティックパーカに使われているコヨーテファーは、毛並みは柔らかくそれでいてボリューム感が大きい。

 

 

意外と個体差が大きい部分でもあるので、店頭で好みの毛並みのものを選べれば一番確実だがネットで購入するのであれば注意してほしいところでもある。

 

並行輸入のものを購入するときは、この辺の確認ができないところが痛い。

 

アークティックパーカのサイズ感

 

私の身体的スペックとしては、

身長:172㎝

体重:67㎏

 

アークティックパーカはXSをチョイスした。

インナーにパーカーや厚手のカーディガン、ニット、スウェットを着てもファスナーは閉まるサイズ感。

 

Sサイズと最後まで迷ったが、XSで正解だったと思っている。

日本サイズとしては、SとMの間くらいの認識でいるのが良いかな。

 

※2021年11月追記

自分が太ったことと理想のサイズ感が変わったこともあり、Sサイズを入手した。XSとSサイズを比較した記事を以下更新したので参考まで。

【ウールリッチ】アークティックパーカーのサイズ感を比較
1 ウールリッチのアークティックパーカーサイズ感について。都心部で過ごすにはややオーバースペックではあるものの、大人アウターの中ではとりわけシンプルで定番人気の商品。私も毎年お世話になってる信頼のできるアイテムの一つになる...

 

アークティックパーカの耐久性

 

ロクヨンクロス生地は撥水性が高いとはいえ、数年経てばそれも効果は感じられなくなる。

またロクヨンクロス生地は、カラーによってはかなり色褪せを感じてしまう部分でもある。

 

当初は人気色のブラックが購入候補色の筆頭だった。

レビューや友人の所有物の経年変化を見て、色褪せたときのみすぼらしさが嫌でベージュにしている。

 

ただ、このベージュにして思ったことは、袖口の汚れが目に付きやすいということ。

 

生地の特性とも言える部分なのでどうにもならないところだが、定期的なクリーニングは必要だと感じる。

いくら良いものを着ようが、メンテナンスしてなければその価値は発揮されない。

 

 

なので私はシーズン終わりにクリーニングに出している。

ただ、タグにホッチキス留めするのは勘弁していただきたい。

 

店主に文句を言いたいところだが、年に1回のことなのでいつも注意するのを忘れてしまうわけだ。

話がそれたがメンテナンスして使うことで、綺麗な状態を保つことができるし、その結果長年に渡り活用することができるだろう。

 

メンテナンスの詳細は別途改めて紹介をさせていただこう。

 

まとめ

 

結局は『買い』という結論になってしまったウールリッチの名作ダウン。

少し辛めに採点しているものの、不満に感じる部分はないし所有欲を十分に満たしてくれる仕様でもある。

 

だからこそ大人のメンズにはおすすめできるダウンブランドの一つに入る。

温かさの点では、世間一般で謳われる防寒性能を感じることはできなかったが、シティユースで着るのであれば十分なスペック。

 

デザイン性は永続的に着続けられる定番のものだし、変にブランドを主張する要素がないから悪目立ちもしない。

今年の冬はもう終わりだが、来年を見越してセール品をゲットしておくのも良い選択になると思うよ。

 

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