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ベルトサイズの選び方について、迷いなく回答できる人は少ないはずだ。
トップス・ボトムスやシューズにお金をかけても、ベルトというアクセサリーは大してこだわらずにその辺のもので仕上げちゃう人が多い。
これは非常に勿体無いから、是非ベルトにもこだわりを持ってほしいところ。
コーディネートの中心地点に位置するベルトのデザインは、着こなし方によってその人のおしゃれ度がバレてしまう。
合わせるパンツとの相性を考えたら、意外に難しいアイテムなんだよ。
なのでベルトサイズの選び方と言っても、自分が持ってるパンツの相性等も踏まえて考える必要があるわけだ。
様々なケースを想定しつつ、理想的なベルトサイズの選び方を見ていくことにしよう。
ベルトサイズの選び方で注意するべき5つのポイント
まずは、ベルトサイズの選び方で注意するべき基本的なポイントについて押さえていくことにしよう。
ここを外してしまうと、選び方もクソもない。
基本中の基本にはなるが、5つのポイントを押さえることができれば大丈夫だ。ベルトサイズ選びで注意すべき点から話を進めさせていただこう。
持ってるパンツとの相性
まずは自分が持ってるパンツの傾向を考えて選ぶことが重要だ。
あまりにも当たり前すぎる話になるが、スタッズ付きのゴツいベルトをINCOTEXなどのスラックスに合わせる奴はいないだろう。
そういう当たり前の話を前提にさせていただく。
あなたが上級者ならば、そんな外しをするのかもしれないが、基本的にミスマッチな組み合わせにしかならないと思う。
スラックスタイプの比率が高いのか、カジュアルなデニムの着こなしが多いのかで選べるベルト自体の選択肢が変わってくる。
ここを外すとまったく見当違いとなるため、まずはベルトサイズの選び方以前の部分から話をさせてもらった。
ベルトの太さ・厚みとベルトループ
ベルトサイズの選び方が難しいのは、ベルトそのものの太さと厚みによって合わせるパンツが限定されてしまうものがあるから。
細くてぺらぺらなベルトであれば、特に何も悩む必要もなくコーディネートすることができるだろう。
合わせるアイテムがデニムなのであれば、サイズ面だけで考えてほぼ全てのベルトを装着することができる。
きれい目なスラックスなどは、ベルトループの幅自体が短いものが多く太めのベルトが入らないケースが多々ある。
太さが合っても、厚みによって入らないケースもある。
ベルトのサイズ選びで難しいのが、このパンツに依存してしまうところなんだ。
そして太いベルトと細いベルトで、見た目の印象もまったく変わってしまう。
太いベルト(HTC等のゴツイ系)
太いベルトでドレッシーに見えるものは少ない。私が10年以上愛用しているHTCなど、装飾が派手目なものは、思いっきりカジュアルな着こなしにしか合わない。
デニムやチノパンなどに合わせる分には何も問題ないが、スラックス等のきれいめコーデには似合わないことを覚えておこう。
細いベルト
スーツなどに合わせるベルトは細いタイプのデザインが多い。スラックスのベルトループ等に通らないという物理的な問題もあるが、ドレッシーなものはナローなデザインのものが多いから。
ベルトの細さの他に注意が必要なのが、バックルのデザインと剣先の長さ。主張を一切しないシンプルなものを合わせるのがスタンダードな着こなしになる。
ベルトの色
ベルトの色は非常に重要だ。
どんなデザインを選ぶというよりも、まずはカラーを合わせることを一番に考えてほしい。
何のカラーと合わせる?
当然シューズのカラーの話をしている。
毎日履く靴がスニーカーであれば何も問題ないが、レザーシューズやブーツ等はそう簡単ではない。
黒いレザーシューズにブラウンのベルトなんてのは、本当に恥ずかしいコーデ例だ。
アルマーニやオーダーメイドで仕立てたスーツを着てようが、ベルトカラーと靴色が違うのは恥ずかしい。
最低限のコーディネートルールの一つなので、まずはカラーを押さえるようにしよう。
ベルトのサイズ表記
合わせるパンツが決まった時点で、やっとサイズ合わせに入ることができる。
ベルトのサイズはジーンズなどのように30や32等のインチ表記をしているものや、全長の長さで表示しているものなど様々だ。
S・M・Lなどの表記はさっぱり見当もつかないし、85センチと言われてもピンと来ないと思う。
トップスやボトムス以上に試着が必須になるのがベルトなのだよ。
表記もモノによってバラバラだし、微妙なサイズ感は実際に着用しないと分からない。ここは面倒でも実際に身に着けること。
それも、普段高い頻度で履くパンツで合わせるのは言うまでもない。
ベルト穴は何番目を基本とするか
ベルト穴はどこで合わせればいいのか?
太ったことを想定して、一番きついところに合わせて買ってる人も多いんではないだろうか?
ベルトのサイズ選び時には、中央穴部分がまず合わせるポイント。
中央穴部分で合わせた後は、剣先の長さとのバランスで決めるのがマストな着用方法だと思ってる。この剣先の長さで穴の位置を調整するケースもある。
ベルトサイズの選び方は、この『剣先をどれだけ出すか』によって合わせるサイズが変わるとも言いかえられるね。
ここが決まってしまえば、必然的に全てが決まってくるのでまずは合わせの位置関係をきちんと理解するようにしよう。
おすすめなのは、一番最後の穴位置よりも先にある剣先の長さが短いもの。
ここがダラ~ンと垂れ下がっているものは、大人がコーディネートするアクセサリーとして相応しくない。
そう、ベルトは腕時計に次いでメンズが装着することを許される、嫌味でないアクセサリーなんだ。
ベルトサイズの選び方で困るのが、穴と穴の中間位置がベストだったとき。
そんな時は自分が今どんな状態なのかを考えて選ぶようにしよう。具体的に言うと、ご飯を食べる前と食べた後ではウエストの位置も変わってくるというもの。
なりたい状態や、体重増減の傾向によって1個外側に合わせるか、内側で合わせるかの選択が変わってくる。
私のように太り気味であれば外側の穴位置をポイントにするし、ダイエットを想定して買うのであれば内側の穴にアジャストさせる。
ベルトサイズをそれほど気にする必要のないもの
ガチャベル
ガチャベルは基本的に全体の長ささえ間違えなければ、失敗することはない。あるとすれば通販購入時に、デザインや質感が自分好みで無かった等。
ベルトサイズの選び方に依存しないのが、そのメリットと言えるね。
ショートパンツに合わせるケースが多いかと思うが、あまり私は推奨しない。割り切って『ずぼんが落ちなければ良い』という発想なら良いかな。
個人的にはその安っぽいデザインが受け付けないため、今後も買うことはないだろう。
メッシュベルト
革の編み込みや、コットン・ナイロン等で出来てるものも多いメッシュベルト。
高いデザイン性のものも多く、使い勝手の幅は広い。特定の固定穴があるわけではないので、場所を選ばず調整できるから使いやすい。
ファッション性が高いので、腰回りのワンポイントに有効活用できるはずだ。
リングベルト
2つのリングに通して固定するリングベルトは、ベルトのサイズ間違いを起こすリスクを減らすことができるアイテムだ。
メッシュベルトと同様に、現在はレザーだけでなくコットンやナイロンのものも多くデザイン性も多岐に渡っている。
あくまでカジュアルシーンでの使用に限るが、1本持ってると便利。メッシュベルトかリングベルトを、予備ベルトとしてワードローブに加えるようにしよう。
まとめ
ベルトサイズの選び方について、私の経験から感じることを中心に話をさせていただいた。
トップスやボトムスを選ぶよりも難しく、それでいてコーディネートの重要なポイントを担っているだけあって間違えは許されない。
ベルト好きではない限り、プライオリティで見ても重要度はそれほど高くない人の方がほとんどだと思う。
個人的なおすすめを言えば、暖かくなってくる時期にベルトに手を出しておくのが賢い入手方法だと思ってる。
薄着になった時にコーディネートのポイントになるのは確実にベルトだ。
そこを見越して、夏場に購入するのが最も賢い選択だと思うけど。
だから私は今年の夏に、新規にメッシュベルトを手に入れる予定なんだ。
キレイ目な着こなしに合うもの、カジュアルなものに似合うもの。
まずは2通りのベルトを選ぶのが良いんだけど、一緒にシューズも選べるとベスト。
あなたのベルトサイズ選びというよりも、ベルト選びに貢献できれば幸いだ。
参考にしてみてくれ。