ダメージデニムの裾上げ時の注意点|加工を活かすか切るか?

ダメージデニムの裾上げほど身を切るような思いになることも少ないと感じる。

自分の身長が足りないから、もしくは単純に足が短いから仕方がない部分ではあるんだけど、切ない気持ちに襲われるのは私だけではないはずだ。

ダメージデニムを構成する要素としては、ヒゲ・ハチノス・革パッチ・裾のアタリ・穴・ステッチのほつれ等があげられる。

いかに自然に経年変化を表現させるか、絶妙なバランスがもたらす加工技術にデニム好きは心ときめかせるわけだ。

そんな重要な構成要素のひとつである『裾のアタリ』を無視してバッサリと切ってしまうことが、どれだけ見た目にインパクトを与えるか。

裾に加工が無くなるだけで、その完成度は20%は低減してしまう。

ただでさえ、加工を施したデニムはプレミアムデニムなんて呼ばれており、価格も高いものが多い。

ダメージデニムの裾上げにおける影響と注意点について5つの項目にまとめてみた。

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ダメージデニムの裾上げ時に考えるべきこと

ここからは具体的にダメージデニムを裾上げする際の注意点と、その回避方法について見ていきたい。

裾上げしないのがベスト

基本的にダメージデニムは裾上げしないで着ることがベストな選択と言える。

その理由は、全体のバランスを保つことができるから。

中途半端な長さが気になって裾上げするくらいなら、いっそのことロールアップして履いた方が100倍マシと言える。

ダメージデニムの裾上げが及ぼす影響の大きさは、裾上げしたものにしか分からない。

『あれっ!こんなんだったっけ?』

裾上げしてみて分かるバランスの悪さ、それが気になってもう一本買うことになるだけ。過去の経験上、履かなくなることが90%見えている。

それくらいダメージデニムの裾を切るという行為は、細心の注意が必要な部分なのだ。

自分で加工を再現する

切ってしまったものは元には戻らない。

そんな時に頭に浮かぶ方法と言えば、元の加工を再現するために自身で加工に励むこと。

若い頃は裾のアタリを再現すべく、切り取った裾を見本として自分で折り畳んでみたり軽石で擦ったりしたもんだ。

でも、加工を完璧に再現することは難しい。できるかもしれないが、途方もない時間が掛かることを覚悟する必要がある。

サンドペーパーなどで色々と試してみたが、途中で嫌になってやめてしまった。根性がある人は一度試してみるといいだろう。

嫌になってやめちゃうと思うけど・・・

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貼り付け加工

世の中のニーズを反映してか、この裾の加工をそのまま活かした裾上げの方法がある。

それが貼り付け加工と呼ばれるものだ。

デニムの裾上げ時に、加工部分より少し上のところから切り、最終的にダメージデニムに分からないように縫い付ける。

私も幾度となくこの貼り付け加工を実践してきたものだが、価格が通常の裾上げよりも高く他の部分への影響があることが分かってからは利用していない。

通常の裾上げが800~1,000円くらいだとすれば、貼り付け加工は3倍以上の加工賃が掛かる。

私の近所の直し屋さんだと3,000円台半ばがプライスポイントとなっており、ユニクロのデニムが買える位の金額がかかることになる。

気に入ったダメージ加工のデニムを買うときは、プラスオンでこの辺の加工賃を計算するクセが付いてしまった。

レングスサイズが肝

ダメージデニムを裾上げせずに履きこなすためには、そもそものレングスサイズに目を向けることが重要だ。

基本的にブランドによっては対応していないので注意が必要だが、複数のレングスサイズに展開しているブランドのダメージデニムを選ぶことで、回避することができる。

基本的な欧米系のサイズ展開としては、32インチがベースにある。

これは股下82センチくらいの長さになるが、この長さを裾上げせずに履きこなせる人が羨ましい。最近の若者は平均身長が伸びていることを踏まえると、履ける人も多くなってるとはいえ、まだまだ長いと思われる。

レングス30の展開があるブランドからダメージデニムを探そう。股下長さ76センチのものになれば、比較的合わせることができる人は圧倒的に増える。

これは別の恩恵もあり、ハチノスの位置やヒゲの位置がおかしくならないという悩みも解消することができる。

このサイズのデニムを裾上げせずに、微妙なワンクッションで履くか微妙にロールアップさせて履くことで、裾上げをすることなく違和感無い着こなしができるというわけだ。

リジットデニムを育てる

これは回避方法というよりも番外編と呼べるかもしれないが、リジットデニムを一から育てることで裾のアタリをきちんと再現させる方法。

リジットデニムでも早いものであれば、半年履けばそれなりの色落ちをしてくれるモデルも多い。

基本的にデニムの記事質による部分と、履き方・サイズでアタリの出方は様々だが、それが自分でエイジングさせた証となる。

ダメージデニムを裾上げして自分で裾の加工を再現させる手間よりも、じっくりと一本を育てていく楽しみの方が個人的にはおすすめだけどね。

リジットデニムのおすすめを挙げるとすれば、何よりもまずAPC(アーペーセー)を取り上げたい。 私が10代の頃から人気が...

まとめ

ダメージデニムの裾上げについて、個人の経験を元に話をさせていただいた。

結論としては加工を活かすよりも、サイズで何とか凌ぎたいのが正直なところ。

予算に余裕があるのであれば、貼付け加工を試してみても良いと思うが、ロールアップした時にプロから見たら明らかに裾上げしたと分かってしまう。

私はその後ろめたい気持ちがイヤで、裾上げ時に貼り付け加工の選択はしないことに決めた。

基本的にはレングスサイズが30インチからあるブランドから選ぶこと、もしくは観念してリジットデニムを一から育てる選択をすること。

色々と試していただき、自分好みのダメージデニムを見つけていただければ幸いだ。

ジーンズの裾上げの種類および、そこに掛かる費用感をまとめてみた。

合わせてお読みいただければと思う。

⇒ ジーンズの裾上げ|高級デニムは加工料金をプラスして考える

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