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久しぶりにデニムを育てることにした。
ここ最近の傾向としては、ビンテージライクなデニムを好んで履いていた手前、一からデニムを育てるという発想自体忘れていた。
KUROや他のプレミアムジーンズを好んで履いていたが、40代に入り一からデニムを育てるのも有りなのかなと。
育てるデニムの最有力候補は、リゾルトの713とダルチザンSD-107の2種類。リゾルトはレングスサイズが34の1展開しかないため断念。
ダルチザンのSD-107に絞り、実際に店舗に行って履いてみることにした。
デニムを育てるならダルチザンのSD-107が最有力候補?
閉店間際の19時30分、ダルチザンの恵比寿店へ到着。
ピンクの『D’ARTISAN 』ネオンが眩しい。
レプリカデニムと言えば、18歳の時に買ったドゥニームの66モデルが最後になる。かれこれ20年以上振りになるのか・・・
ダルチザンSD-107に決めた理由
そもそもダルチザンのSD-107を育てるデニムの最有力候補にした理由は、現代的なタイトシルエットだったことが最大の要因だ。
デニムを育てることを考えた場合、ビンテージデニムをどれだけ再現出来てるかというのが一番のプライオリティになる人が多いと思う。
でも、私はまずシルエットが現代的であることが必須の条件だった。
なのでスーパータイトシルエットを標榜するダルチザンのSD-107が、最終的な要求をすべて満たすデニムとなった。
最近のデニム事情に疎くなってしまった私としては、識者からの情報が欲しかったこともありtwitterでおすすめを聞くところから初めた。
ヌーディなども候補として挙げられてはいたが、悩みに悩んだ挙げ句に、ジャパンメイドのこだわりを感じるものとしてダルチザンに行き着いたのだった。
アメリカンな雰囲気の店内
ダルチザンはデニムだけの取扱ではなく、アメカジ全般を取り扱うお店として様々なアイテムが展示されている。
あくまで育てることができるデニムを買うことが一番のプライオリティではあったが、アメリカンな雰囲気の店内は居心地が良かった。
10代の頃に友人とともにデニムを探しに行った時を思い出す。
カバーオールやワークシャツを見ていると、そんな甘酸っぱい思い出が蘇って来るわけだ。
閉店間際の時間帯だったこともあり、店内には私を除きダルチザンのスタッフが1名いるだけだった。
サイズ感
「SD-107ってどれですか?」
店内を見てるだけではどれがSD-107なのか分からず、店員さんに声を掛けた。
私は普段30インチのデニムを履いているのだが、SD-107はスーパータイトなので32インチをおすすめされる。
32インチは品切れだったため、在庫に残っていた31インチと同じ形で18.5オンスの極厚モデル『SD-307』を持ってきてくれた。
31インチで十分入るだろうという意味のない自信があった。まったく根拠は無かったが、長年の経験から行けそうな気がしたのだ。
試着
きつい!
15オンスのデニムは、想像以上にごわついていて履くのに苦労した。
SD-107の31インチを履いてみたところ、ウエストの最後のボタンがどうしても閉まらない。
ダイエットを疎かにしていた私のお腹周りは、ダルチザンの31インチを受けつけてくれなかった。
とはいえ、シルエットは自分が思った以上にキレイだったのも確か。
店員さんにきつくて履けなかった旨を伝え、SD-307を試着する方向に切り替えた。
32インチはジャストサイズだった。
スタッフの予想通り、私は31インチが履けない体になってしまったのだ・・・
これはこれでショックだったが、18.5オンスというヘビーな生地感な割にシルエットは秀逸。
なぜSD-107の32インチが完売しているのか?
なまじ履けてしまったがゆえに、あきらめのつかない自分がいる。
さっきの31インチが履けなかったのは何かの間違いかもしれない。
きっと、ただの幻だったんだろう。
あきらめの悪い私は、自分にそう言い聞かせてもう一度31インチを試着することにした。
4つの選択肢
強引に31インチを試着するものの、やはりトップボタンを閉めることはできなかった。
あれは幻なんかじゃなく、現実だったと今になって気付くのだった。
ここで私には選択肢が4つできた。
①他の在庫がある店舗へ向う
②32インチの入荷を待つ
③SD-307(税込27,864円)を購入する
④31インチを買って、なおし屋でトップボタンの位置を調整する。
①については店員さんに調べてもらうも、時間が時間だっただけに取扱いのあるお店の情報しか得られなかった。
③価格差は4,000円なので最後まで迷ったが、真夏に18.5オンスを履く勇気が40代の私にはあるわけもなく断念。
④トップボタンの位置調整は現実的に難しいために断念した。
素直に②の次回入荷を待ち、購入するのが賢明と判断。
この日は次回入荷日を確認し、帰宅することにした。
まとめ
「多分今が生産のピークなのでもうすぐ入ってくると思いますよ」
ダルチザンスタッフの言葉を信じ、この日は諦めて帰宅することにした。
後日、上野のアメリカ屋に問い合わせるも在庫なし、新宿のジャンキースペシャルも同様だった。
デニムを育てる道は想像以上に険しく、定期的にホームページで入荷案内があるのを待つことになる。
ただ履いてみた感触としては、デニムを育てるということを抜きにしても理想のジーンズと言ってもいいくらいの完璧さ。
欲しいものは手に入れるまでが一番楽しみなひととき。
次回入荷が決まったら速攻で手に入れるから、詳細レビューを期待している人は今しばらくお待ちいただきたい。
2018.5.29
ついにダルチザンのSD-107を手に入れた。
今後色落ち等ふくめ、エイジング具合に関しては別途以下記事にて紹介していくことにする。
気になる人は併せてお読みいただけると幸いだ。