ジーンズサイズの選び方【メンズ編】|着こなしのコツは何?

この記事は約 16 分で読めます。

 

ジーンズサイズの選び方で、メンズの着こなし自体が問われる。

 

大人らしいジーンズのサイズ感てどんなもんなんだろ?

色々な捉え方があると思うが、個人的にジャケットスタイルにも似合うデニムが大人らしいものと定義したい。

 

メンズの着こなしに無くてはならないマストアイテムである、ジーンズサイズの選び方について話を進めていこう。

 

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ジーンズ選びの前に確認しておくべきこと

メンズがジーンズのサイズを選ぶ時に気を付けておくべき前提条件を、まずは取り上げていきたい。

ここを外してしまうと論点がズレてしまうため、まずはしっかりと把握しておこう。

 

己の体型を把握する

 

まずは自分の体型を知ることが肝心だ。

 

デニム選びの前に自分の体型を知ること、良いブランドを身に着けることが、大人らしいジーンズの着こなしになるとは限らない。

 

海外ブランドのデニムに共通して言えることは、レングスサイズ(股下長さ)が比較的長めに取られていること。

 

レングス32~36なんてのは、基本的に相当な脚長さんでないと履きこなせない。

 

この後に、一般的なデニムのサイズ表を入れておくので確認しておくように。ジーンズサイズの選び方は、まず選定する前に自分の体型を熟知していることが大事だ。

 

ウエスト(W)と股下(L)の長さが実際にどの程度なのか、まずは真実を知ることからスタートしよう。

 

身長が低い(脚が短い)場合

 

私の身長は172cmと決して高い方ではない。

そしてレングスも普通か、それ以下の長さしかない。

 

身長が低い(脚が短い)人がデニムのサイズ選びをする場合、まず最初の注意点は身体にフィットするものを選ぶことだ。

アクティビスタは常にこの点を強調しているので、いつも見ていただける方であれば問題ないが間違っても太目のサイズを選んではいけない。

 

当然、頭身サイズによっても話は変わってくるのだが、一般論として話を進めさせていただく。

背の低い人が太目のデニムを選ぶと、全体のバランスがおかしくなる。

 

スキニーデニムが似合うのは、背の高い人よりも背が低い人。これも全体バランスが取りやすいということが理由だ。

 

身長が高い(脚が長い)人の場合

 

ただ単純に羨ましい・・・

いや、背の高い(足の長い)人の場合ジャストサイズか、もしくは1サイズアップくらいのものを合わせよう。

 

太目のデニムが似合うのも背が高い人の特権。

今までワイドシルエットが長期に渡り普及しない理由は、日本人のスタイルによるところも関係してるんだろうね。

 

逆におすすめしないスタイルとしては、やはりスキニーは避けた方が無難だと感じる。

線の細い長身男性がスキニーを履くことで、シルエットがどうしても女性っぽく感じてしまうのと長身がゆえにそれがとても気持ち悪い。

 

やはりジャストサイズのジーンズを履きこなすか、少し太目のものを腰で履くのが一番格好良いと思う。

 

いずれにせよ、身長の高い(足が長い)人にアドバンテージがあることは否めないため、純粋に羨ましい悩みだけどね・・・

 

必ず試着する

 

インターネット通販が主流になりつつある今、試着せずに服を買う機会が圧倒的に増えているのは確かなことだ。

とはいえ、パンツはサイズ感が命になることに変わりはないため、基本的に試着することは必須の工程になる。

 

基本的に返品OKという条件下で、自分が購入するべきブランド等が決まっているとき以外は、実際に店舗で試着しよう。

 

WEB上のサイズ表記はあくまで目安にしか過ぎない。

同じサイズのデニムでも微妙にサイズ感の違うものもある。ヴィンテージ仕様のデニムであれば色落ちの仕方なども微妙に違う。

 

股上とウエスト周りについても、同じサイズだったとしてもブランドによって履き心地はまったく異なる。

 

お気に入りの一本を手に入れるためには、まずは試着を繰り返しフィット感と質感を見極めるのがベストな選択となる。

 

素材による振れ幅を見極める

 

ジーンズサイズで重要なのは、自分の体型にマッチしていることとお伝えした。

この自分の体型にマッチさせる要素として、素材による特性をあわせて理解しておく必要がある。

 

基本的にデニムはサイズの他に、生地の厚み(重さ)を表すoz(オンス)という単位が存在する。

 

1オンス=28.3g

 

平均的なデニムのオンスは12~14オンスくらい、14オンスを超えるものは履き心地も硬いものになる。

反対に12オンス以下のデニムになると、生地が薄くなる分、歩きやすい。

 

別の記事で紹介しているAPCのデニムは14.8オンス、ダルチザンデニムは15オンスと比較的厚めの生地を使っているのが特徴だ。

 

この生地の厚みに加えて素材がコットン100%なのか、それともポリウレタン配合のものかでも着心地はまったく変わる。

 

スキニーデニムに代表されるストレッチが効いたジーンズは、ポリウレタン配合のものがほとんど。

配合率は2~3%のものが多く、伸縮性の違いがジーンズのサイズ選びに大きく影響を及ぼす。

 

伸びることを想定して、キツめの1サイズダウンで買うケースと、そのままジャストサイズを買うケースで数カ月後のデニムの状態も変わってくるわけだ。

 

ジーンズのサイズ表

 

ジーンズサイズの選び方について、まず基準になるものはインチ数。これを憶えておいてほしい。

基本的にW(ウエスト)×L(レングス)の表記がプライスタグに記されているはずだ。

 

『W28xL32』の表記はウエストが71cm、レングス(股下長さ)81cmということ。

『W34xL34』になるとウエストが86cm、レングスが86cmということになる。

 

海外ブランドの物で多いのは、基本レングスが32以降のもの。

なのでウエストサイズが29でも、レングス長さは81以降の長さからしか展開がなかったりする。

 

純日本人体型で、背が低い人は履けるデニムが限られるわけだ。

身長が低い人は、レングス30から展開があるブランドのものを取り入れるのがベストということになる。

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大人メンズのジーンズサイズの選び方はこの5つ

 

ここからは実際にデニム選びを行う上で、大人のメンズが注視するべきポイントに絞り紹介していくことにする。

具体的に5つのポイントを理解しておくことで、失敗を回避する確率を上げることができる。

 

ダボダボはNG

 

『大人らしいジーンズの着こなしは、ジャケットスタイルに似合うこと』

 

まずは一番初めに定義した内容について、排除要因を見ていく。サイズ感としてダボダボな着こなしはNG要素の筆頭だ。

ジャケットが比較的キレイ目の着こなしだからと、ダボダボなジーンズで外すことは統一感に欠ける。

 

身長が180cmほどの高さであれば、まだ着こなせるが背が低い人がこれをやるとダサい。

 

田舎の中学生のような雰囲気になってしまう。

基本的にワンサイズオーバーが限度と理解しておくようにしよう。

 

スキニーではなくタイトフィット

 

タイトフィットを勘違いして、太モモからふくらはぎにかけてパツパツなんて状態になってはいないだろうか?

それはスキニーを通り越して、ただのパツパツマンでしかない。大人のメンズとは対極にある、若作りを勘違いしているキモい男に成り下がる。

 

文章で伝えることの難しさを日々痛感しているが、太モモへのテンションに若干の余裕があるサイズ感が重要なのだ。

 

ピチピチパツパツな男に未来はない。

 

スキニーは体型に依存する部分が大きいが、大人のメンズが着こなすことは難しいと感じる。と言いながら私も履いてますけどね・・・

自分で履いててそう思うから、やっぱり避けた方が無難かな。

 

常にタイトフィットとは何か?を頭に入れ、テンションが掛からないギリギリのサイズ感を身体に叩き込むのだ。

 

股上はあまり深くないものを

 

これはラ・フランスおじさんな私だから言えることかもしれないが、お腹が出てくるとパンツが入らないという問題と同時に、腰周りと足周りに極端な差が生まれる。

 

足は細いのに、お腹が出てるから腰回りに合わせるとどうしても太いパンツになってしまう。どんなに高級なデニムを履こうが、これではそもそもの価値を損なっているのと同じこと。

 

なので、できればお腹周りを圧迫しない、ローライズ気味のデニムを合わせるのが賢い選択になる。別途記事で案内しているヤヌークは、この辺のサイズ感が非常に絶妙。

 

お腹が出てる私でも着こなすことができる魔法のデニムなのだ。

気になる人は参考にしてもらえればと思う。

デニムのおすすめ【メンズ編】ヤヌークならデブでも履ける!
デニムのおすすめ【メンズ編】としていくつか見繕ってみようと思った。いつもであればKUROを一押しとして案内するところだが、別の視点から紹介しようと思った。脚は細いのにお腹が出ている男性が履いても似合うジーンズ。デニムのおすすめメンズをその視点でみるとヤヌークのミシェル一択だろう。

 

清潔感

 

この「清潔感」という言葉は結構解釈が難しいところ。

 

だからまずは一般論で話を進めることにしよう。私は普通に40代だが、ダメージデニムも履くし、スキニーだって履くときもある。

 

ただ相対的な目で見た時に、大人が履くに相応しいデニムを一つだけしか選べないとしたら、上に挙げた2つはちょっと違うのかな。

だからそのような曖昧なものは排除して、本当に大人が履けるジーンズという視点で書いていくと清潔感という言葉から逃れられないのだ。

 

・ワンウォッシュorリジット

・落ち着いた色落ち感

・落ち着いたブルー

・落ち着いたスラックスっぽいデニム

 

この辺は、やはり外せない項目になるし、私がおすすめしているベルトも中には対象から外れるものもある。

 

大人のジーンズについては、サイズの選び方という部分と、『他者目線』を意識してバランスを取ることが大事なんだ。

 

自分目線で良いと思っただけではなく、身近な女性にも意見を聞けるとベストなチョイスができると思うよ。

 

リジット

 

手軽に見映えを整えるときに、リジットデニムは最強の大人ジーンズだと言えるだろう。

これも別途リジットデニムの項目で記載させていただくが、ジーンズサイズの選び方で一番難しいポイントは、洗濯後の縮みを考えなければいけないところ。

 

サイズ感は洗濯後を想定して購入する必要があるが、リジット状態のまま履き続けることを考えた場合、未洗い時のサイズで買ってもいい。

ただ、その後1年はまったく洗えない。ひたすら陰干しとファブリーズに頼る毎日を過ごすことになる。

 

ただリジットで履き続けた後に洗濯すると、ヒゲの付き方がメチャクチャ格好良い。

 

鬼ヒゲなんて表現は、リジットデニムから履き込まないと自然にできるものじゃない。

自然に糊が落ちていくことで縮み幅も小さくできる。

 

パリッと糊付けされたリジットデニムは、大人のジーンズコーディネートに欠かせないもの。未洗いに抵抗のある人には少し厳しいことも確かなので、人を選ぶジーンズと言えるね。

 

リジットデニムの代表として文句無しにおすすめできるのはAPCのもの。

別途で記事にしているので、気になる人はこちらも合わせて見ておいてほしい。

リジットデニムのおすすめは?クオリティ最高クラスのAPC
リジットデニムで文句なしにおすすめできるのはAPC。フランスを代表するブランドであり、日本のストリートカルチャーの中でも群を抜いて人気がある。なぜならエイジングが他ブランドよりも圧倒的に美しいから。リジットデニムがおすすめな理由をお伝えしよう。

 

まとめ

 

ジーンズサイズの選び方について、大人目線で話をさせていただいた。

 

ジーンズというものは、若い頃から定番で活用しているアイテムだけに差別化させることが難しいと感じる人は多いと思う。

大人になると自分が見て良いと思うポイントと、他者目線で見られた時に違和感がないかを考えられるバランスも必要になってくる。

 

今回は、あまり振り幅を持たさずに大人の男性が着やすいものに厳選した項目となっている。

参考になるものがあれば幸いだし、何か気付いた点があればお問い合わせいただければと思う。

 

あなたに似合う大人デニムが見つかることを祈念して幕を閉じよう。

 

大人メンズに似合うジーンズブランド

 

高級デニムに限らず、大人のメンズだからこそ似合うジーンズブランドはどこなのか?

私が実際に穿いてみたものだけを取り上げつつ、それぞれの良さについてまとめている。

 

大人が履いてこそ似合うジーンズブランドに興味がある人は、以下記事も合わせて読んでみてほしい。

ジーンズブランド【メンズ編】大人におすすめな神モデル7選
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