この記事は約 12 分で読めます。
革ジャンの着こなし方についてちょっと考えてみた。
結論から言うと・・・ 難しいなこれ。
素材のせい?
いや、色々な要素が重なってるからかもしれない。
理想的な革ジャンの着こなしってどうすればいいんだろう?
革ジャンの着こなしが難しい理由
理由もなく勝手に私の頭のなかで、革ジャンの着こなしが難しいって思い込んでるだけかもしれない。
なぜ革ジャンは難しいと思ってるんだ?『革ジャン』について昔の記憶から苦手と感じる理由を辿っていくことにした。
おっさん臭い
若い頃は価格が高かったということもあるが、それ以上におっさん臭いアイテムという偏見から手に取ろうとも思わなかった。
当時は革ジャンの種類をよく知らなかったことにも起因するが、そもそも競馬場や競艇にいるおっさんが好んで着ているイメージが強過ぎた。
シルエットもタイトなものなど存在せず、ブワッとしたものを着てるおっさんがダサ過ぎたことが嫌いになった大きな理由なんだと今にして思う。
革ジャンは不良の象徴
黒光りしたダブルのライダースにリーゼントというスタイルを見れば、いかに『悪そうな奴』にマッチするのかが分かるだろう。
要は個人的な想いとして不良が好むアイテムの一つが革ジャンであり、それは悪そうな奴らのシンボルそのものだった。
中途半端な奴が着ると痛い目に遭いそうな、そんな不穏なイメージをも包括する雰囲気を持った革ジャンに少しビビっていたのかもしれない。
革ジャンへの価値観が変わった30代
おっさん臭さと不良っぽさという真逆の性質を持ち合わせる革ジャン。
正確には革ジャンの種類がまったく違うため、同じものを着ているということではないが素材は同じ『革』を使っていることに変わりはない。
そんな理由があって私は革ジャンに苦手意識を持ったまま20代を終えることになった。
30代に入り、自分の価値観が変わってからは無性に革ジャンが欲しくなった。
人間の好みなんて本当にいい加減なもので、ついこの間まで否定していたものを欲しいと思っている。
『レザージャケット』という訴求
ジーパンがデニムと言われるようになったときも、急速にその位置付けが変わっていったように思う。
この頃からヴィンテージではなく主流はプレミアムデニムへ移行し、各ブランドから3万・4万と高価なものが投下された。
ジーパンからデニムという言葉に生まれ変わってから、まるで別物のようにデニム自体の格が上がった気がする。
これと同様に革ジャンも『レザージャケット』なんておしゃれなネーミングに変わってから若い人でも着る人が確実に増えた。
厳密に言えばレザージャケットは革の上着全般を包括し、革ジャンはジャンパータイプに限定されたものを言う。
とはいえ、そんな詳細まで細かく気にする人は少ないことを考えると訴求の仕方が変わっただけにしては大きな転換点だったと感じた。
単純に年を取ったから
単純に年齢が30歳を超えて、若かった頃とは別の角度からものを見られるようになったからかもしれない。
昔嫌いだったイクラが大人になったら食べられるようになったのと同様、おっさん・不良の象徴だと思っていた革ジャン。
自分が30を超えるのと同時に、より身近なものへと再認識されていったのだと思う。自然な成り行きというわけだ。
何にせよ年齢を重ねるということは色々なところで価値観の変化が起きるのだよ・・・
時代の変化
相変わらず競艇や競馬場で革ジャンに身を包むおやじ達はいるにせよ、不良じゃない人にも革ジャンは受け入れられるアイテムとなってきた。
いまではアイドルだって革ジャン着てるし。
シルエットは体に吸い付くようなタイトなものが主流になり、初めから着古したかのようなエイジング加工がされているものも出てきた。
少しハードなイメージが強く、普通にコーディネートに取り入れるにはアクが強い存在だった革ジャンが大衆化してきたことで見慣れてしまったのかもしれないね。
革ジャンの着こなしで注意すべきポイント
かなり前フリが長くなってしまったが、革ジャンの着こなしについて私が購入したときの選定方法も踏まえて話を進めていこう。
アイキャッチに使っている革ジャンは、UNITED TOKYOで展開されていたもの。
当時セレクトショップや専門店を回ってみるも自分に似合うものを見つけることができない中、やっとおしゃれなものが見つかった。
最近はこのブランド以外にも、品質とおしゃれさを兼ねた革ジャンが多数ローンチされている。
革の種類
牛なのか、羊なのか、山羊なのか、馬なのか、豚なのか、鹿なのか・・・
基本的には牛、羊、豚が素材として使われる比率が高い。
個人的におすすめなのは羊革になる。
理由は肌馴染みが良い着心地と革とは思えない軽さにある。
耐久性からすれば牛には絶対に勝てないが、軽量で柔らかい着心地を優先するのであれば羊という選択になる。
私は軽さと着心地、そして価格のバランスが取れた羊革のレザージャケットを購入するにいたった。
革ジャンの色
色も重要な要素になる。
なぜなら革質や革の厚み、処理の仕方によっても見え方がまったく変わってくるから。
カラーは黒が一番多いと思うが難しいと思うのも黒だと感じる。
表面のテカリ具合がものによってはゴ◯ブリのように思えてしまうからだろう。
微妙な私はブラックではなく、グレーを選んだのはそんな理由があってだ。ベージュやダークブラウンという選択肢もあった。
が、やはりおっさん臭く見えてしまうところがあり、私には似合わないと結論付けたのだった。
ブラックの革ジャンは着こなしもソリッドに見えるので、選ぶことを間違えなければ黒がベスト。
ただ、自分が考える以上に望みの『黒色』を探し当てることの方が難しい。
なぜなら黒と言っても、グレーがかったものもあれば、ネイビーに振れたものもあるから。
黒光りするタイプは避けて、自分の好みに合うものを見つけよう。
サイズ感
革ジャンの着こなしで一番重要なのはサイズ感になる。
洋服であればどれでもサイズは重要なのは言うまでもないんだが、革ジャンを着こなすうえで肩幅で着ることを意識しよう。
私が思う持論を展開するとテーラードジャケットは胸で着る、革ジャンは肩で着る。これが鉄則になる。
海外ブランドのものを選ぶ際に注意が必要なのは着丈が長すぎるものは除外するように。野暮ったく見えてしまうだけだから。
国内ドメブラ、セレクトショップオリジナルであればこの辺の心配は無いと思うよ。
シングル or ダブル
ライダースジャケットの場合、シングルかダブルのどちらを購入すれば良いか迷うかもしれないがファーストライダースであればシングルをおすすめする。
理由は単純に着回しが効くのと、流行に左右されないから。
ダブルはどうしてもハードなイメージが強すぎるため、今はトレンドだから良いかもしれないがこれが過ぎたらまた着れなくなる。
シングルは万能なので、流行に関係なく着続けることができるため長い間使い続けることができるだろう。
まとめ
革ジャンの着こなしについて、私の過去を振り返りながらお伝えした。
今まで革ジャンに手を出したことがなかった人も、取り入れてみてはいかがだろうか?
噛めば噛むほどじゃないが、着れば着るほど味が出る革ジャンの素晴らしさを感じてくれ。
一着スタンダードでシンプルなデザインのものを買えば、すぐに着れなくなるなんてことはない。
革ジャンを着こなせるようになったら大人の証。
今の自分のおしゃれレベルを確認できるアイテムとして、30代に突入したら是非ワードローブに組み入れてほしい最重要アイテムだ。
タンニングの魔術師『ジョルジオブラット』
個人的におすすめしたいレザージャケットブランドを取り上げるとすれば、その一つはジョルジオブラットになるだろう。
今はその注目度も少し落ち着きを見せているとはいえ、価格とデザイン・品質のバランスを考えれば、このブランドに勝るところを探すのは難しい。
エイジングを含め、自分なりに育てていくことを念頭に置くのであれば、一度試着してみることをおすすめしよう。
⇒レザージャケットのメンズブランド|ジョルジオブラットは買い?
革ジャンはライダースのシングルを
革ジャンの着こなしについてお伝えしたが、別記事でおすすめはライダースのシングルと定義した。
本記事でもお伝えしている部分もあるが、私の8年経過した革ジャンの具合を含めてまとめ直している。
興味がある方は、以下記事も参考にしてほしい。