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kepani(ケパニ)って知ってる?
勝手にアメリカのブランドだと思っていたが、日本のメーカーだったのね。
8年前にドレステリアでkepaniのパーカーを購入して以来、毎年定番で愛用するモデルとなっている。
kepaniパーカーの特徴を一言で言えば、細身でふんわりとした質感なんだけど耐久性が高いということ。
パーカーは何種類も持っているが、ありきたりなものとは一味違う日本のこだわりが詰まったアイテムだ。
今回はkepaniブランドについてと、手持ちパーカーについてレビューしよう。
kepaniブランドの特徴と名作パーカーをレビュー
スタンダードなパーカーは何年経っても廃れることはない。
毎年季節が来れば、自然とコーディネートに組み込まれる定番のアイテム。
なぜ、私はkepaniのパーカーを毎年着てるんだろう?
この8年間を振り返ると、ことあるごとに手にとっている自分がいた。
夏を除けば、ほとんどの季節で活躍してくれるベテラン選手のような安定感。
kepaniブランドのことを何も知らない私は、改めて調べるところから始めてみた。
kepaniブランド
kepani(ケパニ)は2006年に創業した、比較的若いブランドだ。
『Kepani』ケパニとはハワイのローカル語で『日本の・日本人』という意。
新(真)スタンダード もともと、古いものが好きで、その作り方や工夫に纏わるエピソードを聞くうちに『こういったモノ作りを現代に再現できないか?』という想いからスタートしました。
補強と利便性を兼ね備えたフォルムがステッチや織りテープなどに表現され、ファッションから考えられたモノではなく、作る側(生地、金具、縫製、革など)それぞれの視点から見たものを検証しながら、デザインに落とし込んでいます。
普通、生産効率を考えて単純にされていく工程を工場に協力してもらいあえて昔風にアレンジして作ったり、洗いによりその表面にダメージを加えたり…。
過剰な主張が無いからこそ、作りを徹底して考え、さりげない主張を持ったモノづくりこそが、本当の意味でのスタンダードなアイテムづくりになると考えています。kepani公式より引用
取扱いアイテムの詳細については、スウェット素材を基調としたもの。
パーカー、インナー、Tシャツ、手袋などがラインナップとして存在する。
ブランドコンセプトからも分かるとおり、kepaniの商品は懐古主義的なモノ造りではなく、作り手の経験をプラスして新しいスタンダードな形を模索している。
一見普通のパーカーが、少し違って見えたのはこの辺に由来しているのかもしれない。
kepaniのパーカー詳細
かみさんがパーカーを洗濯後に逆さ吊りしたことで、大きな歪みが起きてしまった・・・
パーカーに限らず、水を含んで重量が増した洗濯物は干し方に細心の注意を払おう。
そんな話はどうでもよくて、ここからは私の私物を元に話を進めよう。
私が持っているモデルは「マンハッタン」という、ダブルジップ仕様の裏起毛パーカー。
霜降り柄のバランスが良く、ありそうで無かったところも選定ポイントの一つだった。
細身なのに着心地が良い
kepaniを選んだ一番のポイントは、細身な作りなのに着心地が良いということ。
ストロングポイントは、ほぼこの一点に集約されると言っても過言ではない。
なぜ、これほどタイトな作りなのに着心地が損なわれないのか?
それは、ラフィー生地という素材に秘密が隠されている。
ラフィー糸は、リサイクルコットンを混ぜ合わせて作られるkepani独自の素材。
触ってみなければ分からないと思うが、何よりも手触りの良さに感動してしまう。
高品質なウェアに使われる超長綿に、リサイクルコットンを混ぜ合わせることで独特の柔らかな風合いが生まれる。
この風合いが何とも言えない雰囲気をもたらしてくれるのだ。
肌触りが良く、かつそれでいて温かい。
冬のインナーとして、これほど重宝するものは無いわけだ。
タイトな作りだから、全体のボリューム感を落とすことができるし、それで保温性も損なわれない。
8年経っても問題ない丈夫な作り
気付けば買ったのは8年前、もうそんなに時間が過ぎてしまったのね・・・
さすがにこれだけの期間着用したら、どこかにほつれや穴なんかが出来てもおかしくない。
でも、そんな箇所は一つもない。
どれだけ型崩れしようが、洗濯すればまた元の姿に戻って帰ってきてくれる。
こんなに細かい事を気にせずに、コーデできるアイテムがどれだけあるのか?
鬼のような耐久性は、今なお健在。
多少型崩れが気になってきたので、この辺が潮時なのかと思いきや、洗うとまた復活する。
kepaniはそれなりに高い価格帯だけど、費用対効果の面で見たらコスパが良いブランドだと思う。
吊り編み機ではなくシンカー織
旧式の吊り編み機を使う代表的なブランドは、アクティビスタでは何度も紹介しているレミレリーフが有名だね。
レミレリーフがヴィンテージの雰囲気を忠実に再現しているのに対して、kepaniは違うアプローチで立ち位置の違うものを生み出している。
その手法がシンカー編みなわけだ。
比べてみると全く雰囲気が違うことが分かる。
シンカー編み機は大量生産に向いた手法な分、吊り編み機で織ったものよりも耐久性で劣ると言われている。
でも、使う糸の選定や編み方を変えることで、柔らかい質感のスウェットへと変貌を遂げる。
これはこれで、レミレリーフとはまた違う雰囲気を手に入れることができるわけだ。
個人的にはどちらの雰囲気も大好きなんだが、着心地の観点だけで見ればkepaniの方が上だろう。
まとめ
kepaniの手持ちパーカーについて、私の思っていることをお伝えした。
しなやかに伸びるkepaniのスウェットは、一度手にとってもらえばその価値が必ず伝わると思っている。
毎年定番で活躍してくれる安定感は、今後何年経っても変わることは無いだろう。
それだけスタンダードな商品なので、気になる方は是非にもチェックしてみてほしい。
レミレリーフが気になる人は
ヴィンテージの着古した雰囲気が大好きな人。
褪せ感を重要視している人は、文句なしにレミレリーフをおすすめする。
詳細は以下記事にまとめているので、参考にしてみてほしい。
⇒ ヴィンテージスウェットを完璧に再現!レミレリーフが最有力