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メンズパンツの種類はどれだけあるのだろうか?
具体的に思い浮かぶものは10種類程度。
感覚値で10種類もあれば、日本の季節性を加味しても十分に履きこなせる数だと言える。
メンズパンツは男のコーデアイテムの中でも、最もプライオリティの高いもの。
今回は季節性を加味して春夏秋冬で最適なものと、具体的なアイテム名に落とし込んで紹介したいと思う。
メンズパンツの種類を理解して、一段深みがあるコーディネートができるようになろう。
メンズパンツは9種類|春夏秋冬で使い分ける
具体的なアイテム名に落とし込むのと、形で定義するのと、説明するとしたらどちらが良いかな・・・
メンズパンツを種類で分けるのは結構難しいね。
ここは具体的にアイテム名と最適なシーズンを示し、それからシルエットで分けながら説明することにする。
スラックス/通年
スーツを思い浮かべるのが一番簡単な説明となるが、センタープレスの入ったパンツのことを指す。
メンズパンツの中でも、最もフォーマルなシーンに使われる種類のもの。チノパンとの違いが分からない人が多いらしいが、簡単なはなし素材が違うだけ。
元々の語源としては、ふとももにゆとりのあるパンツを指していたが、近年はタイトなモデルが主流となっている。
テーラードジャケットと最も相性の良いパンツということで理解していただくと話は早い。
季節性を考えると、夏場は薄手の通気性の良いコットン素材を選び、秋冬はウール素材のものに切り替える。
比較的タイトなシルエットのものについては、伸縮性を加味してポリエステルが配合されているものも多い。
メンズパンツの種類の中でも、特に取扱に注意する必要があり、シワができないように保管する必要がある。
センターラインに複数のシワが入ったり、折れ目が付いたりするとどんなに高価なものを履いても意味がない。
常に取り扱いは慎重に、ケアしてあげながら履いてあげよう。
ジーンズ/春・秋・冬
ジーンズとは言うまでもなく、メンズパンツの種類の中でも重要な位置にあるアイテムだ。
カジュアルシーンに置いて、これほど融通の利くアイテムは他にない。
元々はリベット打ちの耐久性の高いパンツを起源としているだけあり、ちょっとやそっとのことじゃ破れたりしない頑丈なパンツ。
ゴールドラッシュ時、ワーカーの作業着だったジーンズは、リベット打ちに加え耐久性の高いキャンバス生地を使ったものだった。
フランスからアメリカへデニム生地が渡ると、ジーンズのメイン素材として活用されることになる。
インディゴ染めされたブルーデニムは、今ではファッションシーンのメインアイテムの地位にまで登りつめた。
ジーンズの特性としては、コーディネートに合わせるアイテムを考えなくて良いこと。
どんな格好にも合わせることができる万能性は、他のメンズパンツにない特徴とも言える。
比較的厚手の生地を使用していることから、30度を超える日本の夏には向かないアイテム。
とはいえ、デニム好きは季節に関係なく履き続ける人が多いけどね。
通年を快適に履きたいのであれば、夏場は10オンス以下のものを選ぶと暑さがいくらか緩和される。
結論としては、メンズパンツの種類を語る際に外すことの許されないアイテムということね。
チノパン/通年
チノクロスという高密度なコットン生地を使って作られるパンツのことを通称チノパンと呼ぶ。
スラックスの項目で少し触れさせていただいたが、形状が似ているものを見た際にどっちがどう違うのか分からなくなる人も多い。
そんな時は使われている素材に着目しよう。チノクロスを用いて作られたパンツは、全てチノパンだ。
スラックスがフォーマルな場所に着ていけるものだとしたら、チノパンは少しカジュアルよりにあるパンツ。
メンズパンツの中でもメジャーなアイテムだけに、まずはネイビーとベージュのチノパンをワードローブに組み込もう。
スウェットパンツ/通年
スポーティな雰囲気に仕上げることを考えた場合、最も簡単なのはスウェットパンツを合わせることだ。
メンズパンツの中でも、最もカジュアルテイストの強いスウェットパンツは、履き方を間違えると悲惨な目に遭う。
基本的に部屋着利用を主としてたことや、昔で言うヤンキーの着るマストアイテムの一つだったことに起因する。
いくらアスレジャーがブームになり、欧米ではデニムを脅かす存在になったとしても、日本でおしゃれに着こなすのには工夫が必要。
Tシャツにスウェット、スニーカーなんてコーディネートはそのまんま過ぎて、おしゃれさが出しにくい。
大人のコーディネートの一部として、活用することを考えると敢えて綺麗めなものと合わせるのが旬な着こなしとなる。
とはいえ、メンズパンツの種類の中でとりわけ人気が高いと言えども簡単に考えると痛い目を見る。
テーラードジャケットやシャツにスウェットパンツを合わせるのは、全体のバランスがキマっていないとチグハグさしか感じない。
比較的上級者向けのコーディネートの一つと言える。
ダボダボな部屋着に近いサイズ感のものは避けて、シックにまとめられるかがカギとなる。
カーゴパンツ/通年
トップスがシンプルな装いのときに、一際存在感を表すのがカーゴパンツなんだろうね。
おすすめは上品なカーキカラーなんだけど、白シャツにブラックのカーゴなんてのも装いとしては格好良い。
両サイドのポケットの配置が比較的上側にあるもののほうが、足が長く見える特徴がある。
ワンサイズアップを腰で履ける人は素直に羨ましい。
スウェットやパーカーにカーゴパンツを合わせると、男臭さを全面に出したコーディネートとなる。
この手のコーデはおっさんが得意とする分野で、ここにブーツを合わせたら本物感が半端ない。
スニーカーで足元は外して見るのがおすすめ。
メンズパンツの種類の中でも、男臭さが全面に出たアイテムと言える。
個人的にはレディースが履くカーゴパンツの方が、ギャップがあって萌えてしまう。
そんなことはどうでも良いんだけど、スタイルに違いを生める独自のポジションにあるアイテムだと言えるかな。
コーデュロイパンツ/秋冬
ジーンズに次いで着用頻度が高いのがコーデュロイパンツ。
秋冬はほとんどこれで過ごしてると言っても過言ではない着用率だ。
うねりのある独特の起毛生地は、冬のコーディネートに温かみを与えてくれる。
カラーも豊富に取り揃えられているケースが高いため、同じアイテムでも魅せ方を変えることができる。
個人的にはアイボリーやベージュ系と、ブラウンやネイビーなどの深みのある色の2種類を使い分けるのがベストかな。
ジーンズと同様にヴィンテージな雰囲気を感じさせる、ダメージ加工が施された商品も存在する。
メンズパンツの種類、コスパ面を考慮して考えた場合、秋冬に最低1本は所持しておきたいアイテムだ。
余談ではあるが、サマーコーデュロイなんて言う夏向けアイテムも存在する。
生地を薄くして、カラーは夏らしくイエローやオレンジ、ブルーなど爽やかな色合いのものが多い。
それぞれの季節で一本を使い回せるわけではないので、通年扱いするのは止めている。
ショートパンツ/夏
夏にショートパンツが存在しなかったら、おそらく干からびてしまうメンズは多いだろう。
メンズパンツの種類をお伝えする中で、唯一夏しか履けないアイテム。
厳密には夏以外にも履けるし、実際に履いてる人も多いんだけど、冬場にショーツなんて寒々しいし無条件でおすすめできるものでもない。
夏場に映えるショートパンツは素材も豊富にラインナップされている。
デニム生地、コーデュロイ、チノ、スウェット、カーゴとすべてのタイプでショートパンツの展開はされているわけだ。
個人的にはコーデュロイ素材と、チノ素材、カーゴタイプをヘヴィに利用しているが、この辺は好みによるところも大きいと思う。
海でも山でも映えるショーツで、夏のバカンスを楽しんでいただきたい。
ナイロンパンツ/通年
ノースフェイスなどのアウトドアブランドが展開するナイロンパンツは、通年通して活躍できるメンズパンツの有力候補。
スウェットとともに、ここ最近のスポーツウェア全盛の中、その存在感は日増しに高まっている。
ストリートブランドとしてはSTUSSYやSUPREMEなどがメジャーな存在だが、私は似合わないので履きません。
ただ、メンズパンツの種類を語る上では、今のトレンドとも合致しているので、選り好みは出来ない。
『デニムを履いてるなんておっさんだよ』
なんて言われてしまう時代が来るかもしれないな。。。
イージーパンツ/春夏
イージーパンツってのは、ウエストにゴムの入ったカジュアルなパンツを総称する。
ゴムウエストだけではなく、簡素なベルトを擁したグラミチのパンツもこの部類に入るかな。
気軽な感じで履けること、テンションが掛からない分、履き心地は最高。
抜けた感じを表現できる意味でも、最近のトレンドとしては人気のある商品。
メンズパンツは種類が少ないと嘆くことなく、この辺のものを取り入れて今の雰囲気にマッチさせてほしい。
季節性を考慮した場合、通年履けるのは間違いないんだけど雰囲気として春夏に活躍するアイテムだと思う。
一旦は春夏専用ということで仮置きしておくことにした。
まとめ
こうやって見たときに、メンズパンツの種類は少ないと感じるかな?
でも、実際にはシルエットにまで落とし込んでいないため、種類はざっとこの4倍くらいに膨れ上がる。
自分の体型に合ったものを選ぶことがベストな選択なのは、メンズパンツも変わらない。
アイテム名をメインに種類だけを紹介してきたが、別途シルエットや素材についても追記していくので今しばらくお待ちいただきたい。