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ニューバランスのスニーカーを3足比較してみることにした。
具体的にそれぞれの特徴は理解しているものの、実際に履いてみた感想としてどれだけ違いがあるかをまとめた事がなかった。
今回比較対象としたのは、実際に手持ちで所有する3足について。
・M990NC2
・M997
・M1400
今回紹介するニューバランスのモデルは、すべてメイドインUSAの高級スニーカーにカテゴライズされるものだ。
3足のニューバランススニーカーの中では、M1400が断トツで人気も知名度も高い。
世間一般的に言われている内容と、実際に私が履いて感じたことについては必ずしも一致しない内容もあるはず。
ということで、ニューバランスのスニーカー3足について、様々なポイントを比較してみることにした。
高級スニーカーの代名詞|ニューバランスUSAモデル3足を比較
ニューバランスのスニーカー自体、私は最近まで履いたことが無かった。
ジョギングのし過ぎで足の踵をやられてしまってからというもの、普通に歩くだけでも痛みを伴う身体になってしまった。
このことがあってから、長時間履き続けても疲れないという評判と、かみさんが996MRLを絶賛していたことで購入に踏み切ることになった。
最初に買ったのニューバランスのスニーカーは、王道のM1400。
その履き心地の良さに感銘を受けた私は、続けざまにM997を購入し、その半年後にM990NC2を買うことになる。
履き心地
一番始めに買ったM1400は、ネイビーのスエードモデル。
購入する際に、サイズ選びが難しく最終的にいつもの26.5ではなく、26を購入することにした。
M1400は少し幅広なイメージがあったため、ワンサイズ下げたわけだが実際はこの3足ともにウィズは「D」になるらしい。
先端のトウデザインがスッキリと見えるM990NC2とM997だけが、ウィズ「D」だと思いこんでいた。
履き心地に関しては、どうしても主観の部分が強くなるため足の形状で変わってしまう。
私が感じた内容の中でも、クッション性の部分で話をすると以下になる。
クッション性
クッション性の柔らかさこそ、足に与える影響のほとんどだと考えている。
一番長く履いてるM1400がやはり、クッション性が高く長時間の歩行にも耐えられる安定感を持ってると感じる。
次がM990NC2で、このモデルはつい最近購入したばかりだが機能性では一番優れているもの。
アブゾーブを搭載したクッション性能を持ってしても、やはりM1400の方が履きやすく感じる。
硬めの履き心地なのはM997、初めはこの感じがアスリートっぽくて好きだったが、持病になった踵のことを考えるとM1400がベストな気がする。
私と似た境遇を持つ人には是非おすすめしたいスニーカー。
高級感
ニューバランスのスニーカーを高級感の観点から見たときに、3モデルを比較するとどうなのか?
くしくも、3モデルともにアメリカ製であり、価格も25,000円オーバーという似通ったもの。
いずれのモデルも他のブランドのスニーカーに比べれば、価格が高い分それなりに重厚感は感じられる。
M990NC2
高級感で見ると、M990が頭一つ抜けてる気がする。アッパー素材全面にウルヴァリンのピッグスキンスエードを使ってることが大きいかな。
クッション構造はこの中で唯一アブゾーブを採用してるし、機能性とともに今風のスニーカーとしての要素も持ち合わせている。
シューレースの最後の穴に、樹脂を使って通しやすいように工夫を施しているのも使い勝手を考えての配慮。
若干マイナー感は拭えないものの、よく見れば男前だしね。大人メンズに相応しい要素を兼ね備えたモデルだと思う。
ハイテクとローテクの中間にあるデザインが、人によって好みが分かれるところ。
見ようによっては、ワントーンなのでノッペリした感じを受けなくもない。
⇒ ニューバランスM990|ハイテクとローテクの中間デザイン
M997
M997は最もスポーティな一足だ。
カラーも秀逸で、グレーの配色は中々他のスニーカーでは見られない。
全体的に細身のデザインなので、この中では最もスタイリッシュなバランスを持ってるような気がする。
ローテクと呼べる最後の仕様というか、M990NC2だとやりすぎと感じる人はM997あたりで落ち着くんだと思う。
アッパーに使われるメッシュとスエードの配色が美しく、ベロのキャビアスキンがデザインのアクセントになっている。
ただ、高級感というワードからすると、もうひとつ何かが足りない感じもする。
シュータンがデカ過ぎるところのバランスが本当に惜しいところ。もう少し控え目でも良いと思うんだけどな。
⇒ ニューバランスM997の履き心地|1400を超える快適さ
M1400
私個人としては、スニーカーの完成形だと思っているニューバランスのM1400SB。
スティールブルーという配色の絶妙さと、永遠に飽きのこないデザインは正にスニーカーのマスターピースと呼べる存在。
SBは2足目の購入となるが、これが駄目になったらまた新しいSBを買ってしまうだろうね。
なんだかんだ定番で何年も履き続けることができるし、履き心地の柔らかさも今の足の状態にピッタリ。
ライニングの加工一つで、その見え方は全く変わるのが良く分かる。
同じニューバランスのスニーカーM1400のネイビーと見比べてみても、ライニングに加工を施しているものの方が高級感を感じるでしょ。
このネイビーのM1400は、アッパーがオールスエードのモデルでお気に入りの一足なんだけど、色褪せがハンパない。
色褪せると高級感は無くなるし、そのメンテナンス自体に膨大な時間が掛かる。
メッシュとスエードを使ったモデルの方が、使い勝手は良いんだろう。
⇒ 高級スニーカーの代名詞|ニューバランス1400は最高傑作
まとめ
ニューバランスの高級スニーカー3足を純粋に比較してみた。
いずれのモデルも市場で人気が高く、受け入れられているのは間違いない。
選ぶプライオリティによって、買うスニーカーも変わってくるんだろう。
人気と知名度からすればM1400が圧倒的だろうし、細身のデザインが好きなんであればM997だろうし。
デカイ『N』のロゴが嫌いな人はM1400は選ばないだろう。
ある程度、自分が望む要件を項目化してそれぞれを見比べてほしい。
アメリカ製のニューバランススニーカーを検討している人に、本記事が少しでもお役に立てたら幸いだ。