ファストファッションのメンズ服|絶対に着ないと決めた理由

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ファストファッションのメンズ服について。

 

FOEVER21やH&Mなどのファストファッションブランド、2000年代半ばから世界中で売れに売れている。

この影響はもちろん日本も同様で、2015年の統計結果を見ると日本人の45%が着ている服は安価な服ということらしい。

 

45%と言ってもほとんどは女性だと思っているが、ここ最近ではメンズものでもファストファッションブランドが乱立している状況らしいね。

そもそもメンズのファストファッションブランドなんて存在するのか?

 

自身の勉強の意味も込めて、メンズのファストファッションブランドを調べてみた。

 

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ていうか、ファストファッションて何?

 

知ったかぶりは良くないので、冒頭に言わせてもらうとファストファッション自体が何ものなのかを私はきちんと理解していない。

 

ユニクロとGU、しまむらくらいしか浮かばない。

というよりも、このユニクロ・GUがファストファッションなのかも疑問だ。

ファストファッション (fast fashion) は、最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態。引用元:2009年朝日新聞

やはり日本で言えば、ユニクロやしまむらということになるのかもしれない。

海外に目を向ければスペインのZARA、アメリカのH&MやFOREVER21などがメジャーなところ。

 

需要と供給の見極めが大事

 

重要なポイントは、最新トレンドものを短期間で生産・供給できること。

 

アパレル業界は季節要因が大きい分、常に在庫リスクと隣合わせの業態だ。

売れ残りを避けるには、少ロットで生産するか在庫を大幅にディスカウントして、セールで売り捌くしか方法がない。

 

需要・供給を綿密に分析して発注・生産しなければならないため、その見極めをする仕組みが肝になる。

 

見誤れば、大量の在庫を抱えるか、欠品を起こしチャンスロスを生んでしまう。

 

時代を先読みする力と、緻密な販売計画の双方が合致しないと利益が出ない。非常に難しいバランスが重要な鍵を握るわけだ。

 

SPAという業態

 

SPAという業態について、細かいことを説明するとややこいので簡単に話をする。

 

日本のユニクロやアメリカのGAPのように自社で企画から製造、販売までを一括して行うアパレルのビジネスモデルを指す言葉。

 

店舗でいち早く顧客からのフィードバックを製品企画へ反映、そのまま製造・販売するというスピード重視の業態だ。

売れ筋のものは、即追加生産できるよう物流網を整備しつつ在庫を安定的に回転させ、キャッシュフローをコントロールする。

 

言うのは簡単だけど、メチャクチャ難しいし多店舗展開している企業でないとまとまった製造ができず、MOQ割れのコスト増し生産を取らざる負えない。

早い話、安い価格で提供するために物量とスピードが命なのだ。

 

主なSPAとして日本ではユニクロ、しまむら、OZOC(古い?)、海外ではGAP、ZARAなどが対象の有名企業になる。

 

ファストファッションの問題点

 

ファストファッションの問題点として大きく取り上げられる部分のほとんどは、中国や東南アジアを中心とする製造拠点での過酷な労働環境に対して。

 

でも、これを言ったら家電や他の業界も同じこと。

第3次産業が隆盛を極め国内が成熟した今、利益を確保するためには製造拠点を海外に移管せざるおえない。

 

至極まっとうな話だし、労働環境については生産拠点の工場にも問題がある。

一概にすべてファストファッションを仕掛ける側に非があるわけではない。

 

問題はそこじゃない。

 

H&M(エイチアンドエム)などは、世界で4,600店舗以上を抱える非常に大きな会社。

その各店舗から顧客のフィードバックを発注につなげた場合、どれだけの量を生産することになるのか皆目見当がつかない。

 

しかもトレンドは移ろいやすく、店舗内におけるSKU数(種類別・色別等)は相当な数に昇るはずだ。

だれがそんなもの管理できるんだ?

 

多分だれも管理なんてしてないと思う。

 

全て発注したものが売れれば良いが、所詮売れ筋なんて20%が良いとこ。せっかく作った服がゴミになることが本当に無駄だと思う。

 

勝手にトレンドだと思わせて、大量消費に誘導するところに私は共鳴できないのだ。

 

ファストファッションの恩恵

 

ファストファッションの恩恵というわけではないが、爆発的に売上を上げるZARAやH&Mに国内で対抗できるのはユニクロしかない。

 

実はレディースではもっと他の国内ブランドがあるのかもしれないが、知らないのでここでは取り上げないことにした。

当然、百貨店やセレクトショップは売上が下がる。

 

消費者は今までの価格設定に違和感を感じ、そして洋服に対する値頃感を大幅に安く設定し直した。

 

よって、普通のありきたりなものは、今後さらに売れづらくなるだろう。消費者も賢くなったから、中途半端なものは余計売れない。

提供側は、今まで以上に脳みそ使って考えないとモノが売れない時代になってしまった。

 

悪い点ばかりでもないのが問題の難しいところだね。

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私がファストファッションを着ない理由

私は今の状況がまったく好きじゃない。

何でファストファッションが好きじゃないのか。メンズだってコスパが良いんだから取り入れたらいいじゃん。

 

そう思う自分がいつつ、何が引っかかるのかを考えてみた。

 

ユニクロを超えるものがない

 

はっきり言ってしまえば、ユニクロを超えるファストファッションブランドがない。

 

当然、価格はもっと安いものが他にあるけど、品質が伴っているのかと言えばそこは買ってみないと分からない。

ただでさえユニクロをあまり着ないのに、ユニクロ以下なんだから着る意味もない。

 

最近のユニクロは品質とデザインのバランスが非常に良くなっている。

一時期価格が少し上がって反感を呼んだが、価格を戻してからまたお客さんも戻ってきた。

 

この間なんてメルノウールのカーディガンを見たが、あのクオリティで2,980円だったらセレクトショップはボッタクリになってしまうだろう。

 

今年ついにユニクロのニットを買ってしまった。

私が好んで着ているVネックニットに関しても、エクストラファインメリノという繊細なウールを使い、着心地もなめらか。

 

かも、感謝祭で購入したので2,980 → 1,980円で購入できた。

2枚買っても3,960円はさすがに破格だろう。

 

感動してしまった私は、いつものように記事でレビューしてみた。

詳細は以下記事を参照していただければと思う。

⇒ 【ユニクロ】エクストラファインメリノはセレクト以上の質感

 

売上利益は下がっているが、ここは日本だけで考えずに、もっとワールドワイドな視点をもって考えることが必要。

そもそもの話、ユニクロをファストファッションの括りに入れていいのかという問題もある。

 

今の立ち位置(デザイン・品質)を考えると適切でないかもしれない。

 

投げ売り(ワゴン)

 

そもそも、あの投げ売りワゴンみたいな状況下で洋服を買うということが理解できない。

単純に私が年を取っただけなんだろうか?

 

いくら価格が安いからと言って、無作為に展示された空間を見るだけで手に取る気も起きない。

売れてないものには容赦なく『50%OFF』という意味のないタグがデカデカと貼られている。

 

価格を下げても誰も買わないだろ?

 

置かれてるものはどれも、パワーを感じない。

手に取ろうと思うものがない。

クタクタのTシャツや、すでに毛玉感を感じるニットなど。

 

一度かみさんに付き合った時に、ここでものを買うのは無理だと悟った。

 

トレンドど真ん中

 

私は基本的にいつまでも着ることができる、定番アイテムが好きなのでトレンドど真ん中を行くもの自体に興味がない。

だから流行ものを早く、しかも安く買えることに何のメリットも感じないのだ。

 

流行を追ってたら、いつまで経っても消費のサイクルが続くだけ。

 

『安いからラッキー』

 

で買い続けるとゴミが増える。

 

なぜなら、翌年にその服は着ることができないかもしれないから。あまりにトレンドを行くものは、結局使い捨ての道を辿ってしまうのさ。

 

ストーリーがない

 

ここが大きいのかもしれない。

基本的にストーリーを感じるものを提供してほしいだな。

 

これは女性よりも男性に共感してもらえる部分だと思う。

メンズはブランドそのものよりも、その背景にあるものに弱かったりする。

 

創業当初は夫婦だけではじめて、それから四苦八苦した結果、最終的に○〇16世に愛用され・・・

 

こういったストーリーに惹かれてしまう生き物なのが男というもの。

だからマーケティングの上手いアメリカの戦略にまんまと乗ってしまうのさ。

 

こういった点は、女性よりも男性の方がミーハーな気がするのは私だけではないだろう。

 

まとめ

 

『じじい、うるせー!』

 

なんて罵声が聞こえてきそうだが、自分の思っていることを言わずに適当に流すんだったら、こんなサイト意味ないでしょ?

 

ということで、ファストファッションの現状とメンズファストファッションブランドについて、勉強して感じたことをまとめてみた。

知らないことを知ることは、いくつになっても刺激になる。

 

次回はもっとカジュアルな話題にしたいと思っているので、その際は是非ともお付き合いいただきたい。

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